slow trekking in KITA-YATSUGATAKE ~12' AUTUMN~

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10/16(火)のおはなし。

ふと思い立って、北八ヶ岳の森へ会いにいってきました~。







何を隠そう、日頃から、事前に計画を立てて

旅先を決めるということがほとんどない私、でして。


案の定、今回の旅も、休みの日の前の日、しかも夜になってから

「あれ?もしかして明日めちゃくちゃお天気良いんじゃ。。。」、と。



お天道様に誘われて、ふらりと出かけてきたお話、

なのであります。




その日は、22時頃に帰宅をし、さささっと支度を

済ませーの、いざ八ヶ岳へ~。


途中のSAで少々の仮眠を取り、トレイルが

明るくなる時間に到着すべく山道を走っていると・・・



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わ~・・・

瞬間的に車を停めて、立ち止まってしまうほどの、

視界一面の、雲の海。



この絶景は、ほとんど寝ずに走ったご褒美

なのかもしれませんね。


すっかり眠気も吹き飛ぶほどの美しさ、なのでした。


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そんな寄り道もあってか。

目的地の登山口(標高2000mオーバー)に

着いたのは、AM7:00すぎ。



ちょうど、この時間に朝陽が当たり始め、八ヶ岳周辺の

2000mラインの黄葉は、今がまさに見頃!といった感じ。


遠くにぼんやりと見える山々は、北アルプス??

なんとも幸先の良いスタートを予感させてくれました^^


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朝、歩き初めの頃の気温は、5℃あったかどうかと

いった感じでしたが。

太陽の光が射し込むにつれて、凍りついた山や

植物たちが、一気に解凍されていって。

足元が、キラキラキラキラと。


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オハヨーsun。


日が昇ると、一瞬で、ピリッとした空気がゆるみ出し。

陽の光のあたたかな温もりを、ぬくぬくと肌に

感じながらの、ゆるやか~な登り道。


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歩き始めて、わずか30分ほどで、あっさり登頂。

ヨッ、2,223m。


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(・・・けっして、シェーのポーズをしているワケではナイ)


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ここからは、しばしお気楽な稜線アルキ。

まだまだ、浅間山は、すっぽりと雲の海の中。


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ふむふむ、本日の目的地までは、あと1kmほど、

みたいですね。


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この峠には、古びた小さな石社と、四等三角点の石柱が

ひっそりと佇んでいらっしゃいましたので、

「今日もひょっこりお邪魔させていただきます」と、

深々一礼(ペコリ)。


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結局、この日も静かなトレイルで、往路に挨拶を

交わしたのは、こちらのご夫婦のみ。


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峠を過ぎたら、あとはひたすらスタコラサッサと

下っていきます。


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すると、次第に頭上には、黄色に色づいた

カラマツの木々があらわれはじめ。


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青空に映えるナナカマドの赤色にも、

目を奪われつつ。


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黄金色に輝く森を往くこと30分ほど。


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お気に入りの、山上の小さな小さな池に到着。


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だ~れもいない、朝の静かな湖畔は、なにしろ

至極、神秘的なのです。


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いつ来ても、自然にス~っと。

こころが洗われて、穏やかな気持ちになれる場所。


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片一方の湖畔を歩けば。

見る角度によって、こうも色が違うのかと。


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しばし、歩いた先で湖畔におりれば。

すいこまれそうな、この透明度。


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ホっとひといき、おやつタイム。

ん~ うまうま。


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風が止むと、よりいっそう、湖面の美しさが際立ち。


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なんだか、ついつい3D映像を見ているような

気分になってしまうほど。


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湖畔の脇では、秋の草花が

ふわふわ
そよそよ・・・


なんだか
まるで踊っているようにも見えました^^


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コバルトブルーから、次第にエメラルドグリーンに。


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緑、赤、黄・・・

落葉樹の森の全山紅葉も良いですが、こうゆう

渋い黄葉も好きですねぇ。


実はこの日の朝方、雲海を見ていたときに、

地元にお住まいで本格的なカメラを持って撮影されていた、

初老の方とお話する機会が会ったのですが。


その方いわく、

「あそこは広葉樹の木が少ないから、

正直あんまり紅葉はきれいだと思わないなぁ。

たぶん、広葉樹はぼちぼち終わってると思うよ。

今は、カラマツの頃かな。」

との助言を頂いていまして。



「そっかー。あまり期待はできないみたいだけど、

秋の風景はまだ見たことがないから、このまま行こう」と

大して期待もせずに、ここまで来たのでした。



で、結果、私にとっては、ここは大満足の紅葉景色でした。

たぶん、俗に言うシブイ場所なのでしょうけど、むしろ、

こうやって人気がない場所の方が、ゆっくり紅葉を愛でられて、

好きですねぇ。


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で、実は、この後、別の池をまわって、縦走するつもり

だったのですが。


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あまりの美しさに、すっかり心がいっぱいになり。

あっさり縦走は中止とし。

ここでのんびりしてから帰ることに。


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何を隠そう、ここの野営地は、私の中で5本指に

入るほどの、お気に入りの場所。



(以前ブログに載せた時には、「あれはどこですか?」

なんて、お問い合わせを何件もいただいたりしましたが。)


ちなみにこの日は、ソロテント1組様だけだったようです。


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湖畔をぐるりと回って。

きらきらの湖面をみながらランチタイム。


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本日は鍋焼き風のおうどんと。


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ぷっくりするまで、じっくり

豆もちを焼き焼き。


あ~ しあわせ。




のんびりごはんをたべながら、ふと、大好きな本の

フレーズが頭をよぎります。


「北八ツでは、なんじまでにあの峠について、

 なんじまでにあの頂を出発しなければならないというような、

 時間にしばられた歩きかたはしない。

 いいところがあれば、ねころんで煙草をすって、

 いろんな空想をあたためたり、

 ヒガラやメボソのきれいな声に耳をすませたり、

 気がすむまで腰をあげない 

 気がむいたら、予定を変更して、

 まだ陽のたかいうちから天幕をはったってかまわない

 おもいでの質量というものは 

 歩いた距離にばかり比例するものではないということを、

 この山地の気ままな山歩きがおしえてくれたからだ。」


いやはや、まさに。

そんな言葉が、実にしっくりくるのです。


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結局、湖畔で3時間ばかし、ぽけ~っとすごし。

午後になったところで、のんびり帰路へ。


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視界の先には、北アルプスどーん。

迫力満点なお山たちをみながらの下山。


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登山口のヒュッテは、キリリと並ぶ、針葉樹の森に

すっかり溶け込んでいましたねぇ。

ふふふふふ


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いやはや、この峠の黄葉はほんとーに素晴らしかった。

まさに圧巻の景色。


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で、最後は蓼科の温泉(400円)に立ち寄り。

あ~ 極楽極楽。


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八ヶ岳山麓は素敵なcafeもいっぱい。

かわいいラテアートに、ほっこりほっこり。



「北八ッは森の高地である。

 この裏八ヶ岳ともいうべき陰の濃い山域には、

 八ヶ岳の本峰である南八ヶ岳の、

 あの気負い立ったような激しさと鋭さはないが、

 そのかわり、いつまでも人の胸に残るような、

 奥ぶかい静けさに充ちたやすらぎがある。」



『やすらぎの山旅』

北ヤツの旅は、まさにこの言葉がぴったり。


やっぱり私は、北ヤツの森の

の~んびりとした空気が合っているようです。



今度は、また、テントを持って、

ゆっくりお邪魔させてくださいましな。


(完)



引用: 『北八ツ彷徨 - 随想八ケ岳- 』
Commented by 「ほ」 at 2012-10-25 15:23 x
こんにちは。
以前、野反湖キャンプを拙ブログで紹介した際に、
コメントをいただいた者です。

双子山~双子池は、ワタシ(&嫁さん)も昨年夏に訪れましたが、
秋の色も絶妙ですね!
先日、紅葉景色を求めて「何処に行こう?」と、あれこれ迷った結果
奥利根に足を伸ばしたのですが、少々色づきには早かった次第。

う~ん、双子池も良かったなぁ(選択肢にはあったんです。。)

ともあれ、
すてきな「色」を見せていただいてありがとうございました(^^)
Commented by bebe at 2012-10-25 16:21 x
やっぱりそちらでしたかぁ~!
Instagramでは何処かなとヤキモキしてました(笑)

なんだかTt師匠、画が少し変わりましたね!
淡~い感じの風景も、それはそれで素敵です。

終始リラックスできた休日だったこと、
端からみているこちらも安らげました。ありがとー。
しかし山歩きの最後の〆があそこの浴場だとは(笑)
ボクも先月その湯の虜になりました!
Commented by slow_trip at 2012-10-26 06:20
>「ほ」さん
コメントありがとうございます^^

「ほ」さんご夫妻も夏にここいかれていたんですね!
夏は夏で、いろんな緑が見れて素敵ですよね♪

ちなみに、キャンプ泊すると、早朝の風景がとっても素敵なんです。
⇒ http://slowtrip.exblog.jp/14879625/

あと夏は、麦草からのルートの方が、苔好きにはたまりません。
いつかぜひ^^

普段、twitterやinstagramの方で、ちょくちょく拝見してますが、
今回は奥利根の方にいかれていたんですね。
あの場所での野営は、ひそかに秋に狙っているポイントです^^

先日は阿寺にもいかれてましたが、あそこのキャンプもとってもお勧めです。
(私は去年のGWにいきました。)

結構、「ほ」さんご夫妻とは、行き先や好きな場所の傾向が似ているなぁと思ってます。
これからも、どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m
Commented by slow_trip at 2012-10-26 06:33
>bebeさん
どーもどーも、いつも閲覧ありがとうございます^^

そうです、今回はひさびさの双子池でしたー。
秋は秋で、すっごくよかったですよ~。

ちなみに、秋は大河原峠からの方がおすすめですね。
夏は麦草からの方が好きですが。

温泉は、たまたま検索したらよさげなところがヒットしたんですが、
なんと、bebeさんもお気に入りの場所だったとは。

あのあたりは結構気になる湯がおおいので、まだまだ下山後の
湯めぐりも続きそうです。笑

それと、最近少し画が変わったこと、さすがお気づきでしたか~。
標準レンズがウルトロンに変わって、色やボケ感が変わったこともあるんですが、
最近は、昔フィルムで撮ってた時代の写真風に、少々いじってます。(picasaで)

雑誌transitやhutteなんかの写真が好きなのもあって、
コントラストがきつくない作風が今のマイブームのようです。
Commented by けれる at 2012-10-26 23:31 x
うはー、綺麗な写真ですね~
こんばんは。
黄色にうもれているヒュッテが凄いです。
こんな景色の中のどら焼きは格別ですね。
Commented at 2012-10-27 20:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by オスカル at 2012-10-28 23:37 x
すごく綺麗です。すばらしい。
僕は3連休の時にもうちょっと南の方でのんびり歩いてきました。
あまり期待はしてなかったんだけど、黄葉がそれなりにいい感じでした。
池のほとりで寝るのも気持ち良さそうですね。
Commented by slow_trip at 2012-10-29 19:54
>けれるさん
こんばんは~。
コメントありがとうございます♪

ほ~んと、絶景の中で食べる蕎麦ドラは最高でした^^
ヒュッテまでは、車やバイクでもいけますし、
そこから撮影したポイントまでは歩いて15分ほどなので
もし近くまで行く機会があったら、ふらりといかれて
みてはいかがでしょうか^^
Commented by slow_trip at 2012-10-29 19:59
>非公開コメント at 2012-10-27 20:42さま
こんばんは^^ 
いつも閲覧ありがとうございます♪

なるほど~おさんぽ雑誌でも、こちらが紹介されていたんですね。
実際、歩く時間は1時間前後なので、軽装で登ろうとしている方も
見かけましたよ~。

多少のアップダウンの道を2時間歩ける方なら、まず問題なく
たどり着けるはずですので、いつかぜひチャレンジしてみてください。

あ、そうそう、TVの方も見ていただいたんですね。
ありがとうございます、本人にも伝えておきます^^

ちなみに今年は、おそらくあちらの湖にはいけそうにありませんが。。。
きっと今年は一段とすばらしい紅葉なんでしょうね~。

良いお天気になることを祈っております!
Commented by slow_trip at 2012-10-29 20:05
>オスカルさん
毎度コメントありがとうございます^^

そういえば、オスカルさんは黒百合ヒュッテの方?に
行かれていたみたいですね。
後々、instagramの写真を見て知りました。

ヤツの紅葉は、針葉樹まじりなので、いかんせん地味目で、
私も正直あまり期待はしないで行くのですが、行ってみると
予想以上にキレイだったりするので、すごくうれしいですよね。

双子池のテント場はお勧めですよ~。
管理人さんの人柄も良いですし、池の水もすごくおいしいですから◎
Commented by acco__s at 2012-10-29 22:50
こんばんは♪
写真から伝わるのんびり感、最高ですね。
作品としての山の写真、めちゃめちゃ素敵です^^♪

双子池の湖畔のテン場、この間行った時、
ここに泊まったら気持ちいいだろうなぁ〜と思っていた所!
来年気持ちのいい季節に行ってみようかな。

またのぞきに来ますね!
どうぞ宜しくお願いします^^
Commented by slow_trip at 2012-10-31 06:20
>acco__sさん
はじめまして、コメントありがとうございます^^

accoさんも北ヤツいかれたばかりでしたか。
10月3週目が今年はちょうど良い時期でしたねー。

双子池のキャンプ地は、本当にのんびりできてお勧めです◎
個人的には、泊まるんだったら、夏の時期が快適だと思いますね。

メジャーなテント場が人でいっぱいでも、ここは静かに過ごせますから^^

エキサイトフォローありがとうございました。
こちらこそ、どうぞ宜しくお願いします!
by slow_trip | 2012-10-25 12:00 | trekking | Comments(12)

slowな旅やアウトドアの備忘録です。たいしたものはありません。どうぞごゆるりと。


by slow_trip