NEPAL TRIP ~ANNAPURNA CIRCUIT TREKKING~ vol.3

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前回(vol.2)のつづき。



トレッキング1日目、ピサンから出発し、
憧れの地・マナンへ向かうおはなしです。









Upperピサン村を後にし、これから向かうのは
Ghyaru村。(地図↓の部分)


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本来のアンナプルナ一周ルートはこの赤いライン
ルートを指しますが。


2016年1月現在、右端のベシサハールから
マナン村(紫ライン左端の先)までは
ジープでも行くことができるようになりました。


ただし、車でいきなりマナン村(約3500m)まで行って
しまうと、人によっては高度順応がしづらく、
高所反応(高山病の初期症状、悪化すると高山病)
がでやすくなるため、我々は手前のピサンから
出発することにしたのです。






当初、私はマナンまではジープ道を歩くものと
おもっていたのですが。


ガイドのディルさんが、「こっちの道(紫ライン)を
歩く方がお勧め。車も来ないし、マナンに連泊するより
高所順応もしやすい」


というので、お勧めに従ってこちらの道を
歩くことにしました。


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で、ピサンからは、ほぼひたすら登り…


景色は素晴らしいのですが、まだ高度順応できていない
カラダには、大変しんどく。。


外気温は氷点下のはずですが、大汗をかきながら、
ゆっくり、一歩一歩、登ります。


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途中には、このようなマニ塚(※)も。



※「マニ塚とは、、、」
6文字のマニ真言(オン・マ・ニ・ペ・メ・フン/阿弥陀仏の意味)を刻んだ大小の石塊、石板を積み重ねた石塚を意味する。チベット仏教圏には至るところにこの石塚があり、チベット人はそれをマニ塚と呼んでいる。チベット人の老若男女は、それを通過する時は必ず時計回りの方向に1周、あるいは数周回って「厄払い」と「長寿」を願う。マニ塚は山や湖にあるだけではなく、町や村、路地でもよく見られるもので、マニ塚を通る時、石を1つ積んで祈祷すると経文をひと通り読んだことになる。マニ塚は人間界と天神と地神とが交わる場所とされ、人間と神が対話する聖なる場ともいわれている。

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ひたすら登ること30分ほど。

12:05 ghyaru村(3,670m)に到着。



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ひとまず、水分補給に、バッティ(ロッジ兼茶屋)で
レモンティーをいただきます。



ん~ ここもアンアプルナの絶景カフェ。

すばらしい眺め。


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しばしの休息で、息を整え、水分と糖分を補給し、

再び進みます。



村の入口には、このようにマニ塚が。



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「人っ子一人いないな~」

とおもったら。



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小牛ちゃんと目が合いました。



ふふふ。

モーモー
もっこもこでカワイイ^^



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このghyaru村から先、目的地の村までは

ほとんどアップダウンのない景色の良い

トラバースルート。



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お。村人第一号!



「ナマステ~」と挨拶すると、みんな

とっても重そうなのに、ニコッと挨拶を返してくれます。



山の民、ネパール人はたくましい。



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しばらくは、アンナプルナⅣ(7,525 m)の展望が

楽しめるおだやかな尾根ルートが続き。



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ここにもマニ塚。


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そして、これもマニ塚。


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振り返れば、アンナプルナⅡとラムジュンヒマール(6,983m)。



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そして、風にたなびくタルチョ(※)。



※「タルチョとは、、、」
ヒマラヤ周辺のチベット文化圏でよく目にする5色の旗。青は「空・天」、白は「風」、赤は「火」、緑は「水」、黄色は「地」を意味し、この世界をつくる「五大元素」を表しています。タルチョには、中心に馬(ルンタ)、そしてそのまわりにはお経が書かれていますお経が書かれたタルチョは、風にはためくとそのお経を読んだと同じ功徳があるとされます。タルチョには、そこで暮らす人たちの願い(幸せでいられますように、大きな災害などありませんように、たくさんの実りをいただけますように、元気でいられますように。そして、「仏陀(お釈迦様)の教え」が、遠くまで届きますように。など)が込められ、その願いを馬が背中に乗せて、風にのって遠くまで駈けていってくれるとされているものです。遠くまで願いが届くように、こうして風の通り道にタルチョをかけるのです。



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景色を楽しみながら歩くこと2時間弱。

14:30 nawal村(3660m)に到着。





なんだろう、この村、すごくカッコイイ!



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村の入り口にはマニ車が(※)。

もちろん、回さず通りすがるワケにはいきません。



※「マニ車」とは、、、
主にチベット仏教で用いられる仏具。側面にはマントラが刻まれており、内部にはロール状の経文が納められているもの。大きさは様々で、手に持てる大きさのものがあれば、寺院などでは数十センチ、大きいものでは数メートルにも及ぶマニ車が設置されています。マニ車に巻かれている経文「スン」の大多数は、真言「オムマニペメフム」。心身込めてマニ車を回せば、回した分量の真言を唱えたことと同じ功徳があると言われています。


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村の手前にもロッジは2~3軒ありましたが、

村の中のロッジがディルさんは御用達のよう。



すたすた歩いて、村の中心にある「シャンティロッジ」

という名前の宿にチェックイン。


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台所には、まだ10代と思われる若い女の子が居て

私たちのお世話をしてくれました。




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すでに15時近い時間。


まず、何はともあれ昼ごはん。



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ジンジャー入りのミルクティで体をあたため、

ランチを待ちます。




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ちなみに、大抵、山の中にあるこうしたロッジ

(バッティ)は予約しないで宿泊するのが一般的。



ネパールでは、電話の普及がまだまだ

遅れているからという事情もあるからでしょう。



ネパールでは満室で泊まれないということは

ピーク時期を除き、ほとんどありません。



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ランチは野菜トゥクパ(チベット風うどん)。

すでにこの辺りでは野菜は貴重品。




春~秋に自分の畑で収穫した根菜を保存しておいて

冬に食べるようです。




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午後になると急に風が強くなり、

食後、しばらくはロッジの中で休憩。



これが今日の宿泊部屋。



今日もおそらく我々の貸し切りとのことで、

2階の景色が良くて静かな部屋に

していただきました。




ちなみにトイレ付の部屋もあるそうですが、

案の定この時期は凍結で使えないとのこと。。



トイレは共同のものが、同じ階にあります。


ちなみにネパールのトイレは、和式に近い手動水洗
トイレがほとんどですが
山の和式のぼっとんに比べればキレイな方です。




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17:00を過ぎたころ。


風が止んだので、すぐ裏の、仏塔がある丘へ、

高度順応がてら散歩にいくことに。



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村からの標高差は300m弱でしょうか。



推定3900m台なので、ゆっくりゆっくり

深呼吸をしながら上がっていきます...。



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この仏塔の先には祠があり、そこで瞑想修行をする

お坊さんもいるそうです。



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ディルさんが、ここから見える山を

教えてくれました。



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CHULU EAST(6429m)
ガンガプルナ(7454m)
アンナプルナⅣ(7525m)
アンナプルナⅡ(7937m)
ラムジュンヒマール(6983m)

だそうです。


「CHULU EASTには数年前に登頂したよー」

って言ってました。


ほぇー。

すごいなぁ。


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そしてここでも無数のタルチョが。



チベット文化圏は今回の場所のように、
標高が高かったり、寒さや乾燥がとても厳しかったりと、
その地に暮らす人々にとっては、
決して住みやすい土地ではありません。



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でも、その厳しさと引き換えに広がる、
真っ青で美しい空。



風が吹き抜ける、広い広い空の下で暮らすチベット仏教の
人々が、「風にのる馬に願いをのせて」と考えたのが、
とってもステキだなと。


そう、思えるスバラシイ景色に、
ウットリするひととき、なのでした。



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下山はあっという間。

18:00にはロッジに帰着。



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ほどなくして、夕食にオーダーしていた

ポテトカレーが出来上がった模様。



ネパールのカレーは、インドなどに比べると

油も香辛料も少な目で、やさしいお味。



ちょっぴりトウガラシを振りかけて

お腹の中からホッカホカ~。



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ここのロッジは、ご夫婦が経営されていて、
お子さんは2人がいらっしゃるとのこと。
(写真右端がお父さん、左端が娘さん)



息子さんはポカラの学校に行っていて、
お母さんも息子に会いにポカラに行ってるので、
今だけ娘さんがお手伝いしているようです。




こうした小さなロッジでは、そこに暮らす家族と
一緒に過ごせるので、ちょっとしたホームステイ感覚が
味わえるのがトレッキング中の楽しみの一つ。



夕食後の楽しいひとときを過ごさせていただき、
19:30にはそれぞれの部屋へ。




21:00頃 就寝・・・zzz




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夜中は薬の作用で1度目が覚めましたが。

朝までぐっすり。



DAY4  1/17(日)



朝5:30の星空。

前日登った丘の麓で撮影。




明るくなって、部屋に戻ると、

”からんころんからん”と、耳心地の良いカウベルの音が。




「おや?」と思い、窓から覗いてみると、、



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「アンタだれ?」by牛さん



凝視、ならぬ、牛視を浴び。

ちょっとばかし、ほんわかした朝なのでした。笑




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パッキングを終え、台所に降りていくと、

いままさに、朝食の準備中。



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朝ごはんのオーダーは、そば粉のパンケーキ。



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そして、ジンジャーミルクティ。



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ガーリックスープとプレーンオムレツも。



このあたりは蕎麦の産地とのこと。

グリーンシーズンには、一面蕎麦畑が広がるようです。





その土地で採れたものを頂くのが一番の贅沢。

美味しいパンケーキ、ごちそうさまでした~♪



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働き者で、いろいろとお世話をしてくれた娘さんに

御礼を言って、出発!



素敵な時間をありがとねー


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いや~ このナワル村は全く知りませんでしたが

景色も雰囲気も、と~ってもよくて

すっかり気に入ってしまいました。




(左が宿泊したロッジ。
向かうのは右手。)



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しっかし、今日(トレッキング2日目)も

スバラシイお天気ですこと!!



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今日もまた、マニ塚をぐるぐる回って、

いざ、マナン村を目指します。



(つづく)







(質問や、行ってみたい~などのコメント大歓迎。
完結まで読みたいから頑張ってという、いいねエールもぜひ!)





Commented by asaasa32 at 2016-02-17 22:30
いつもこっそり(←ゴメンナサイ、素敵なブログでコメントをためらってしまっていました)楽しく拝見しています。

いつか行ってみたいなあと思っていたネパールです。素敵なところですね~。読後はなんだか、自分の中に爽やかでゆったりとした空気が流れたような気分になりました。

続きを楽しみにしていまーす!!
Commented by slow_trip at 2016-02-19 14:00
> asaasa32さん
こんにちは!というか、ご無沙汰してます。以前、エキサイトブログの「今週のピックアップブログ」で紹介していただいた際に、コメントいただきましたよね。しっかり覚えてますよ~。わたしの方はすっかりアレから、キャンプや山から遠ざかり気味でブログの更新が少ないので、てっきりもう読まれてないかなと思ってました。

実は、つい最近、asaasa32さんが紹介されてた記事を読み返して、asaasa32さんのブログにも遊びにいってたところです。(こちらも読み逃げすいません、、、)乗鞍の氷爆、見ごたえありますよね!

ネパールはお手軽に絶景が楽しめるので、ぜひぜひいつかいってみてほしいです。続編も、なんとか頑張って書くようにしますので、またぜひぷらっと遊びに来てください^^

(こうやって、コメントや感想などもらえると励みになります!ありがとうございます!)
by slow_trip | 2016-02-11 21:00 | nepal | Comments(2)

slowな旅やアウトドアの備忘録です。たいしたものはありません。どうぞごゆるりと。


by slow_trip