5/9(月)のおはなし。
新緑まばゆい渓谷ハイキングにでかけてきました。
ぼちぼちと緑がおいしい季節になってきましたね~。
ハイキングにもキャンプにも絶好のシーズン。
ここぞとばかりにGW明け・がら空きの平日を狙って
すずちゃんと日帰りハイクへ行ってきました^^
向かった場所は、山梨県の山奥にある渓谷。
甲斐駒ケ岳の麓、「南アルプスの天然水」の
湧水地としても有名な、日本百名水の地であります。
駐車場に車を停めると、案の定
この日は一台も停まってない様子。
わーい。
貸切やっほぃ♪
さっそく入口にある神社に立ち寄ってみると、
なにやら甲斐駒印、どーん。
日本には駒ケ岳と呼ばれる山がたくさんありますが、
甲斐の駒ケ岳が一番背ぃ高ノッポなんですって。
神社のお賽銭箱すらもカッコよす。
・・・うーん、シブイ。
そして、甲斐といえば黒犬さん(甲斐犬)の
故郷なわけで。
ヤマイヌの本領発揮。
とっとことっとこ、終始楽しげに歩く
黒犬さんなのでありました。
神社の脇には吊り橋があり、この先が甲斐駒ケ岳の
登山口になっているようですが。
「結構ゆれますがな、このつり橋…」
と言いたげな黒犬氏・・・?
そろ~り...
ソロソロ...
めったにお目にかかれない、四足の指を
必死で開きながら歩く黒犬さん。
落っこちないように、いつになく慎重に
あるいている様子...
なかなかUP/DOWNがきつく、至るところに
鉄階段や鉄の歩道が作られたトレイル。
黒犬さんは屋久島育ちで、急峻な山にも慣れて
いるので、後半はサクサク歩いてましたが。
高所恐怖症の人(犬)はむやみに
近づかない方がよいでしょう・・・m(_ _)m
歩き始めて10分ほどで千ヶ渕
という滝に到着。
新緑の緑とエメラルドグリーンの渓谷が
実に目に鮮やか。
底まで見通せてしまうほど
澄んだ水。
・・・いやはや、噂通りの美しき清流に、
ただただ見とれるばかりでありました。
千ヶ渕を過ぎると、いよいよ本格的な登山道。
ひたすら登ったり下ったりを繰り返し、、、。
よっ
ほっ
崩れかかった丸田道に苦戦する
すずちゃん。
それでも、やすみやすみ歩を進めると
目にもやさしいfresh greenの世界。
この渓谷を彩るイキイキとした緑に
元気をもらい、
眼下にエメラルドグリーンが見えてくると、
自然と足も軽快に。
名もなき滝や渓流に足を停め。
マイナスイオンをフルチャージ。
今時期は、滝の近くにはヤマブキが咲き。
道中は、渓流沿い植物の代表格
ツツジさんがお出迎え。
新緑の世界に、黄色やピンク色で
さりげなく彩りを添える春の花々が美しく。
断崖絶壁の脇には、陽の光を浴びて
イキイキと輝くもみじたち。
そよそよと渓谷の風になびく様子は、
とってもきもちがよさそうです。
渓谷から周囲の山を見渡せば、
新緑もっこもこの森。
芽生えたての森には、いろんな色があり、
春の山肌は、まるでブロッコリーのよう。
私の大好きな、春にしか見られない「山笑う」姿。
ただ眺めているだけで、うれしくなるのでありました^^
しばらくすると、朝日滝という大きな滝に到達。
ゴーっ!
ちかづくとすさまじい迫力。
豪快な音とともに水しぶきを浴び、
爽快リフレッシュ。
上も下も、すべてがキレイ。
あぁ、絶景かな絶景かな。
「ところで、どうしてこんなにキレイな
エメグリ(エメラルドグリーン)になるんだろう?」
とすずちゃん。
「おそらく森の恵みのおかげですよ」
と私。
・・・帰って調べてみたところ、どうやら、この渓流の
美しさとおいしさは、花崗岩によるものなのだそう。
石英(水晶)を主な成分とした『花崗岩』には
粘土などの水溶性の成分が少ないため、
雨が降ろうとも、にごり知らず(=透明度が高い)。
また、花崗岩地層を通過した水は鉄分・
カルシウム等のミネラルが少ないので、
軟水であることが多いのだとか。
(*カルシウムやマグネシウムなどのイオン量を
多量に含んでいるものが硬水で、
反対にイオン量が少ないものが軟水。
軟水は料理やお茶向きで、硬水は不足しがちな
ミネラルを補給することができる水。)
天然の濾過装置ともいえる花崗岩のフィルターを
通ることで、キレイで美味しい水になるそうなのです。
どうして緑色に見えるのか?
という理由として考えられるのは、
①植物プランクトンが多く含まれている
②周囲の山などが表面反射している
から。
だと言われています。
雪や雨水が山や森にしみ込み、流れ出た河川には
森の養分(植物プランクトンの葉緑体)がたっぷり
含まれるため、緑色に見えるんですねー。
ちなみに、水の色がはっきり分かるのは、
深さが2メートル以上になったとき。
そんなわけで、この渓谷の美しさは急峻な山と豊かな
森があってこそのエメラルドグリーン。
なんでしょうね。
******
ちなみに私の好きな屋久島やGWに訪れた渓谷は
同じく花崗岩の地層。
ふむふむ。
なーるほど。
そんな、目にも美しく、美味しい水を、長い年月
掛けて生み出してくれる花崗岩にあらためて
感謝するわたくしなのでありましたm(_ _)m
して、本日の最終地点は神蛇滝。
うっひゃー
キレイ!!
がんばって登ってきた者にしか姿を見せてくれない
神秘的な三段の滝。
誰がどう撮っても間違いなく美しく映るであろう、
絵葉書のような絶景の滝なのでありました。
綺麗な滝と清流にこころ洗われたあとは、
沢沿いにてお昼ごはん。
うーん、沢風がきもちよか。
目の前に流れるのは甲斐駒ケ岳に降り注いだ雨や雪が
時をかけて生まれた南アルプスの天然水。
で、本日の沢ごはんはカレーうどん。
ここぞとばかりに名水をふんだんに使って、
いただきます。
食後には、すずちゃんからいただいた
あんこのおやつパン。
もぐもぐ。
うまうま。
やっぱりここはとーってもきもちがイイ。
ぽかぽかの太陽と風が
あまりにここちよくて、次第にうとうと、、、。
「お昼寝でもしちゃいたいねー。」
な~んて話しながら。
すずちゃんはコーヒーを淹れ、
わたしは紅茶でtea time。
やはり何を飲んでもおいしいわけで。
この場所での~んびり過ごし、元来た道を辿って、
帰路に戻るのでありました。
(完)
黒犬さん ホントにもののけひめ みたいでした。
ホントに綺麗だったなぁ グリーンチャージ満タンです(o^∀^o)
相変わらず良い画を撮りますね。
水のグリーンと新緑のグリーンがほんと美しい。
写真に心癒されます。
この若々しい新緑はいつ頃まで見られるでしょうか…
こんな記事を拝見してしまったら、この若葉と水のコントラストを是非みたくなりました。
今月末あたり私も行ってみようかな…(笑)
おつかれさまでした~。
いやー頑張りましたね。
そして、その甲斐あって、どこも本当にきれいでしたよね。
また懲りずにクロイヌハイクにお付き合いください^^
今後ともよろしくですです。
コメントありがとうございます♪
いやいや、kenさんのほうがよっぽど素敵な
写真撮られてますよね。
そんな方にほめていただけて光栄です^^
新緑は、いつまで初々しさが残っているかは定かでは
ありませんが、少なくとも来月頭位までは新緑と呼べるのでは
ないでしょうか。。。
ぜひぜひ月末にでも都合がつけば行ってらしてください。
歩き甲斐がありますが、その代わりどこも絶景ですよ♪
いつもコメントありがとうございます~。
KABUさんもぜひキャンプがてらここに
いってみてはいかがでしょうか?
ちょっと道は険しいですが、まちがいなく
フォトジェニックです。
梅雨は梅雨で美しいものもたくさんありますが。。。
ここは落石滑落の恐れがあるので、
新緑か紅葉時期がよさそうですねー。
いつも閲覧ありがとうございます^^
よくわかりましたね。笑
そうそう、ここの入り口にあるキャンプ場もお勧めですよ。
体力がある方であれば歩けますが、まったく初心者の方だと、
ちょっと勾配がキツイので、ほかの場所から始められたほうが
よいかもしれませんねぇ。(御岳山とか)
でもとってもキレイな場所なので、キャンプがてら少し散策するだけでも十分楽しめると思います。(あまり虫が多くない季節がベストです)
ぜひいつか!