slow kayaking ~on the fall color lake~

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10/24のおはなし。
ぶらりぶらりと信州へ、秋色カヤックに出かけてきました~。



9月半ばに「祝・進水式」を本栖湖で漕いだ後は、
なかなか出番のなかったマイカヤック。

「そろそろ紅葉カヤックしたいなー。」
な~んて思っていた矢先。

ぼちぼちと紅葉前線も山麓へと下がってきて、
信州では各地で見頃とのうわさ。

毎度のことながら、「紅葉見頃」と聞くだけで、
どうにもそわそわしてしまう私でして。。。

天気予報を見る限り、どうやら信州方面の
お天気もよさそう・・・?

むむむ。

泊まりでカヤックキャンプをするほどの
気力と時間はないけども・・・。



「・・・そうだ、ショートツーリングに行こう!」



少々距離があるのですが、かねてから一度
行ってみたかった、南信州のとある湖へ。

いざ、紅葉カヤック旅へしゅっぱ~つ。


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日曜夜の真っ暗なうちに走って、目的地には
夜明け前(AM4:00頃)に到着。

山奥にひっそりと、立ち枯れの木々が佇む、
わずか3kmほどの小さな小さな湖。

静寂の時が流れる湖畔にて
しばしぼんやり眺めていると、、、

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次第に朝もやが、

もやもやもやもや・・・

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空と雲、そして光をも映し出す湖面は

まるで一面が鏡のよう。

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夜明け時の、ほんのわずか一瞬だけ現われる
幻想的な朝もやの湖。

・・・時間を忘れて見とれてしまう
美しい一幕なのでありました。



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AM7:00すぎ。

太陽がグングン上がってきて、湖面に
陽が射し始めると、、、

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パーっと。

すぐさま色とりどりの華やかな湖畔へと
早変わり。

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キラキラ、ゆらゆら・・・

まるで、絵の具で描かれたかのような
湖面の彩り。

ひゃー。
綺麗!

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ほどなくして、
今度は湖上からの景色を楽しむべく。

持参したカヤックをそそくさと組立て、
いざ水面へ。

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ゆ~らゆらゆら。

湖上に出れば、湖畔とはまた別世界。

耳を澄まし、聞こえてくるのは、鳥たちの
さえずりとせせらぎの音のみ。

それがなんとも、耳に心地よいのです。

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どんぶらこっこ~
どんぶらこ~

ふと、湖岸近くをのんびーり漕いでいると、
凛がなにかに気付いて、じーっと一方を見つめています。

「なんだろう?」とよくよく見てみると、
野生のお猿さんが水辺に来ていたのでした。

なにやらまったりひなたぼっこしていて
とっても気持ちよさそう。

ふふ、今日はお日柄も良くて、実に日光浴
日和ですもんねぇ^^

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その後も湖上でゆらゆらしていると、今度は
まだちっちゃなコグマくんがトコトコトコと。

ひょいひょいと器用に、湖畔の崖っぷちを
どこかへ向かって歩いています。

クマ吉(勝手に命名)くんがあまりにも無防備かつ
自然なふるまいだったので、こちらも臆さず、
そのまま湖上でパドリングを続けます。

お互い同じ土俵にいると、こんなのんきな
シチュエーションはまずほとんど起こりえず。

彼らに対して申し訳なく思うことが、
常々多々あるのですが、、、

お互いそれぞれの存在に気付いていても、なーんも
気にすることなく、普段通りのリズムで流れる時間。

カヤックという道具に乗ることで、彼らの世界に
一歩近づけたような。

なんだか、其処に流れている時間と空間に
一瞬だけ混ぜてもらえたような。

ふとそんな気がして、とっても嬉しくなった、
湖上での小さな出会いなのでした。


**********

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『今日はどちらからいらしたんですか?』

下流から上流にむかって漕ぎ進めていると、
木製カヤックに乗った方から声をかけられました。


『そうでしたか、そんな遠くからいらしたんですか。
 ここに来るのは初めてですか?
 この先の上流がとっても綺麗なんですよ^^』


『あれ?かわいいクマみたいなわんちゃんも連れて
 たんですね。へぇ、おとなしいもんですね~。』


『実はさっき同じくらいの大きさのクマがいてね・・・』


『はい、わたしもさきほどコグマに会いましたー。
たしかにクマに似てるってよく言われます^^』



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ちなみにこちら(↑)が我が家のコグマ。
・・・もとい、子犬時代の黒犬さん。



はい、クマに間違えられても不思議ではない
風貌なのでありまする。。。ぺこり

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湖上での世間話に花を咲かせ、お勧めの
場所へと漕ぎ進めていくと。

ぷっかぷかぷか...
下流へ向かってゆ~っくり流れていく落ち葉たち。

おや?
頭上を見上げると落ち葉が風に乗ってそよそよと。

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川や湖を旅していると、度々そういった場面に遭遇し
時には花びら、秋になれば木の葉たちが。

季節の風や自然の流れに乗って、
ゆら~りゆらりと。

まるで、「森からの便り」を届けてくれて
いるかのよう。

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黄金の小判のような木の葉が流れてくると、
その先の紅葉への期待も自然と高まります。

・・・わくわくわくわく。

陽が射し始めた上流に足を延ばすと、、、

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パ~っと。

錦色に輝く世界が目の前に広がりました。

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どっちが上か下かもわからなくなるような

一面の紅葉にうっとり。

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パドルをつけるのもためらってしまうほどの

鏡面の美しさ。

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ニャ~ムニャムニャム.....zzz

プッカプカプカ漂っているうちに、
黒犬さんはすっかりうとうとモード。

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ゆらゆらぽかぽか~で。
なんとも心地の良い空間。

そうだった、私はこういうゆるり時間と
空間トリップする感じが好きなんだった、と。

あらためてカヤックを始めた頃のことを
思い出しました。

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後先に誰が来るわけでもなく。
決められた路があるわけでもなし。

自由きままにいきたいところへ行って、
気に入ったところで好きなだけ佇む。

誰もいない湖上で、のんび~り優雅な
時間を過ごし、自然の中で寛ぐひととき。

そんなのんびり旅が、私のカヤック旅の
原点なのです。

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ふと、そんなことを思い返しながら。

森の便りとともに流れに任せて、
元来た道をどんぶらと。



あー、なんとも幸せな湖上空間。
ポワワ

今日も、お邪魔さまでしたm(_ _)m

極上の時間をありがとうございました~。
ペコペコリ




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最後は大好きなお蕎麦を食べながらほっこり。
うーん、旨し。


やっぱり信州は素晴らしいなぁ。


そんなこんなで、カヤックで旅することの魅力に、あらためて
気づかされた紅葉プチトリップなのでした。


(完)
by slow_trip | 2011-11-01 08:00 | kayaking

slowな旅やアウトドアの備忘録です。たいしたものはありません。どうぞごゆるりと。


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