Island Trip in KOUZUSHIMA vol.2

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神津島日記(vol.1)の続き。

今回は、天上山に登ってきたおはなし、であります。







島旅 2日目の朝。

山支度を済ませ、8:30すぎのバスに乗り込み、

まずは神津港へと移動します。




「おはよ~う。今日は天上に登るのかい?」


「今日は、風も穏やかだし、絶好の登山日和だねぇ^^」


「港からは、ず~っとまっすぐに行けば、分かれ道で

看板が出てくるからね。30分位で登山口かな?」


「じゃ、気をつけて、楽しんで来てね!」


と、親切なアドバイスとともに、

昨日と同じ、町営バスの運転手さんに見送られ。


いざ、登山口へしゅっぱーつ。






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集落のお店が並ぶ通りを過ぎ、少ししたところで

分かれ道の看板が。


ここから、右手の黒島登山口へと向かいます。


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しばし、民宿や民家の脇の小道を通りつつ。

途中、道端に咲いていたピンクのお花が

とーってもキレイでした~。


さすが、花の島だなぁと。


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ほどなくして、黒島登山口に到着。

なにやらシダがわっさわさ茂っていて、

南国ちっくな入口、ですこと。


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登山口から先は、一気に斜度のある

トレイルとなり。


深呼吸をしがてら、振り返ると、この景色。


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岩がちなトレイルの、道の脇には、ちょうどツツジが

咲いていて、ほっこりほっこり。



見頃はもう少し先とのことでしたが、予想以上に

キレイに咲いており、道中、心和ませてくれました^^


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息が上がってきたら、ベンチに座って、小休止。

いやはや、眼下に広がる、もっこもっこの新緑が眩しい~。


黒島のトレイルは、終始見晴らしが良く。

振り返るごとに小さくなっていく村落の姿と、

それに比例して、広がりを増してくる水平線の景色ったら、もう。


いやー、素晴らしい~!の一言。


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と、なんやかんやで。

あっという間に、朝、見上げていた新緑の丘と

同じくらいの高さまで上がってきました。


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「どうぞ お先にいってください」と。

何度か、お互い、道を譲り違った、ファミリーハイカーさん。


天上山は標高が低いので、子供連れで

来られる方も多いようですネ。


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そして、歩き始めて、1時間ほど経った頃、

無事、黒島山頂10合目に到達!


ホッ。

思ったより、早く着いてヨカッタヨカッタ。





ここから先は、アップダウンはさほど無さそうですが、

山頂には砂漠、池、展望台など見所があり、

ゆっくり見て回ると2~3時間かかるそうな。



まぁ、まずは外回りで、周遊ルートをぐるりと回ってみることに。


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こちらは、10合目から約10分ほどの場所にある千代池。

いちおう、天上山最大の池、とのことですが・・・。


残念ながら、晴れの日続きで干上がっている様子。


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しかし、足元には、一面のコケの絨毯。

そっと、手で撫でてみると、もう、見事なほどにふっかふか。



梅雨時期に来たら、きっととても素敵なんでしょうねぇ。



聞くところによると、雨の時期は苔がひときわ美しく。

晴れているときでも霧が所々漂い、

天空の城・ラピュタのような世界を感じられるんだとか・・・(ポワワ)



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池を後にし、低木の道を突き進んでいくと、

「裏砂漠」に辿り着きました。



まさに、“月の世界の様な地形”と、

山頂ガイドマップに書いてあった通り。


確かに、まるで大きなクレーターの中に居るかのような

ダイナミックな景観。


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いやはや、道を示す石の列がなければ、

どこに歩いていったらいいのか、

わからなかったかもしれませぬ。。。汗



ちなみに、案内板には、ここが花崗岩の砂礫であること。

ここに降った雨は、全て大地に飲み込まれ、

やがて伏流水として島を潤しているのだと

いうことが記してありました。



・・・なるほど。

だから屋久島と一緒で、水が美味しいんだなぁ。


ありがたや、ありがたや。


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その後も東京新百景の展望スポットなどがあり。

この日は、お天気も良かったおかげで、

その他の伊豆七島の島々も、綺麗に見渡せました。


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そして、再び苔むした池が現れ。

クラカラ剣と石の竜王を祀ってあるという祠がある

不動池を過ぎ、分岐点を左に上がると・・・


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そこは、まるでラピュタの世界のような、

「天空の丘」と、呼ばれる場所に辿りつきました。


まるで、雲と同じ高さにいるような感覚。


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天空の丘にたたずんでいると、かつて、この山の頂に、

伊豆諸島の神々が集い、会議を開いたと言われる水神話が、

頭をよぎります。



そして、ふと、頭の中にある言葉が浮かんできました。



「purity (ピュアティ)」


その昔、友達がよく口にしていた、素敵な言葉。




海の碧色と、空の蒼色の見分けがつかない、

海と空の境界線がわからないような光景。


'The sky and the ocean have no border line.''


ハワイでは、そのような景色を「Purity(ピュアティ)」と

呼ぶのだそうです。



そんな、素敵な言葉を思い出させてくれた、

天空の丘からの景色に、しばしうっとり。


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そして、そうこうしているうちに、時刻は12時。

ぼちぼち、おなかもすいたので、ここでのんびり

お昼ご飯にすることに。



うーむ、島のパン屋さんのコロッケパン、うまし。


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それにしても、空を海の青が素敵で、

このまま昼寝でもしちゃいたいくらい。


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そんな気持ちをグッとこらえて・・・


えっちらおっちら、登っていくと・・・


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そこが天上山の最高地点。

海抜0からの574m!


いやぁ、きぃもちいーな~


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眼下には、前浜のビーチと、新緑の森。


昨日、ランチを食べた「だいじんこさん」も見えて、

なんだか、感慨もひとしお。


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天上山に登ったおかげで、

空と、海が繋がっていること。



そして、山と、森と、海が繋がっていて、

島と人とが繋がっているんだなぁと。


改めて、普段は目にすることがない、

でも、自然の中では極々当たり前のことを

感じることができたように思います。



神集う島、神津島。

そして、天上山に来れたことに、改めて感謝m(_ _)m


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時刻は13:00すぎ。

ほぼ、山頂コースは回り尽くしたので、

ぼちぼち下山を開始します。


行きは黒島から上がりましたが、

帰りは白島ルートを選択。


こちらはもう、眼下の森が一歩ずつ迫ってくる感じ、

とでも言いましょうか。


大げさにいうなれば、森の中にダイブする感覚に

近いルート、かもしれません。


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苔むした登山道と、シダの影絵が

とっても素敵だったのでパシャリ^^


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鳥居が見えてきたら、終点のサイン。


下山は、1時間もかからず、あっという間。


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・・・おつかれやまでした!



いやぁ、天上山は、たった600mにも満たない山とは思えない、

本当に素晴らしいお山でした。


次回は、ぜひ、雨の季節に訪れてみたいものです^^








(続く)
Commented by みっち at 2013-05-31 22:14 x
こんばんは。

島の山はこんな風に海が見渡せるんですね!
山も海も同時に楽しめるとは、なんと贅沢な・・・
裏砂漠、島の山頂にこんなスケールのものがあるなんて。

天空の丘の看板のある写真、なんか不思議な空間ですね。
正面に雲があるから??しばらく見入ってしまいました。

ポーズをとってる?女子三名の写真好きですよ!

写真のアスペクト比が違ったり、雰囲気の違う絵があるようですが、
カメラを何台か使い分けてるのですか?
Commented by slow_trip at 2013-06-07 22:09
みっちさん

いつもコメントいただきありがとうございます!
返信は、じっくりお返ししたいので、遅くなりますが、毎回喜んでいますよー。

で、天上山のことですが、天上山って 独特の気候風土の影響で、
わずか600mにも満たない山なのに、2000m級の植物や稜線が
見られるそうなんですよねー。

不思議ですが、本当にそんな世界があるんです。
島はこれだからやめられません。

あ、ちなみに、3名の女性たちの写真。
あれは、私もお気に入りで、山頂で良い感じだったので、
一言お断りをして撮らせていただきました^^

ほぼ真四角の写真は、二眼レフで撮っていますが、
見た目がレトロなので、一度も嫌がられたことがありません。

そんなわけで、今回の島旅の写真は、60D+単焦点と二眼レフの2台体制でした。
しばらくは、そんなスタイルが続きそうです。
by slow_trip | 2013-05-26 22:00 | island trip | Comments(2)

slowな旅やアウトドアの備忘録です。たいしたものはありません。どうぞごゆるりと。


by slow_trip