が、どうやらほかの方々もまだ誰も下りてきていない様子...
このとき、ナントうっかりbath用スリッパを間違えて履いて
きてしまうという失敗をしでかしたのは、ここだけの秘密です、、、。汗
そんなドタバタな我々に気づいて、
ドイツ人のヘルパーさんも起きてきて、テーブルに並べられていく
「うわぁ~ おいしそー!」(音量大)
10時を過ぎ、ほかの方々も降りてきて、みなさん
クオリティだよね」
と、マシンガンのごとく、ベタ褒めし続けるあか姉。
・・・さすがです。
パン2種、フルーツ入りヨーグルト、チーズ、ハム、オレンジ
ジュース、オムレツと、結構なボリュームながら、夕飯に続き、
ペロッと完食してしまうくいしんぼうたちなのでありました。
(とっても賢い子のようです)
20頭それぞれに名前がつけられ、自分の小屋(寝床)も決まっている様子。
この子はやんちゃだな、とか。
あか姉には見向きもしなかったのに、不思議と私には友好的。
いや~ 世界広しといえども、こうもソックリな犬が
いるもんですねぇ。
特にこのワンコには、やたらと親近感を感じてしまったのは
言うまでもありません。
で、この子はテンションが犬一倍高くて、どうにもこうにも
テンション高すぎw
こりゃたしかに似てるかもねぇ。笑
どのわんこも、体格は日本の中型犬以上大型犬以下なのですが。
一日3000kcalくらい。極寒地での長距離レースともなると
一日10000kcalぐらい必要になるそうです。(驚)
・・・すごい。すごすぎる。
そんなこんなで、ひととおり犬たちと触れ合ったところで、
いよいよお待ちかねの「ソリ」に乗車。
(たしか年齢は8歳くらい。人間で言うと50代・・・!?)
しかもマイナス50度にもなる世界で、、、ガクブル
人間と犬が一体となり、お互いの信頼関係によって
成り立つ、なんともドラマチックな大会。
またいつか、冬にいける機会があればぜひ見てみたいものです。
【イヌぞり】とは、、、
馬に代表される主要な使役動物(トナカイを例外とする)が棲息可能な限界を超えた高緯度地域にて、人間や荷物を運ぶ目的をもって発展した。 北極地方や、シベリア・カナダ・アラスカなど、寒冷な高緯度地域においては、馬などの人荷輸送に適した動物、および車輪が使用できない。そのためこれら地域において、人荷の運送に用いられる。そり犬は寒さに強く持久力に優れ、粗食に耐える上に人間によく従い、スノーモービルが実用化されるまでは、主要な移動手段であった。特に北極地方においては、氷の下は海であるため、自分で海に落下しないように氷の割れ目を避ける判断をするそり犬は、安全な交通手段でもあり、北極地方の探検にも用いられた。初めて南極点に到達した探検家として知られるロアール・アムンセンは、同時に初めて南極にイヌそりを持ち込んだ(対してロバート・スコットは、雪上車やウマを持ち込んだが使い物にならず、結果としてアムンセンに先を越され、かつ遭難している)。日本の南極地域観測隊第一次越冬隊のそり犬で生還した樺太犬であるタロとジロは、のちに『南極物語』で映画化されている。
(話が随分と脱線しましたね。元に戻しましょう。。。)
・・・うむ、この子はきっとデキル子に違いない。
うまいことできているそうです。
ほぇ~、なるほどぉ。
犬たちが配置され、マッシャーからの「はしれ!」という合図がなると、
一斉に前を向いて走り始めるワンコたち。
意外と速い!!
言うまでも無く、雪の上を素足で走っているわけですから、
ん?
・・・しかしよく見ると、なんだか右後ろの一頭だけ、列から
外れて反抗気味の気配?
でも、走っているうちに、ちゃーんと従うようになるんですねぇ。
「ひゃっほ~い!!」
ひろーい庭の中に作られたそり用のコースを一度も外れることなく
上手に走り続ける犬たち。
いやぁ、すべてに感心するばかり。
しかし楽しい反面、ちょっと走ってもらっただけで、
手と顔が激しくジンジンしてきました。
(バラクラバかネックウォーマーが無ければ、きっと凍傷になるレベル)
ロッジの正面まで戻ってきて、その後、少し走ったところで終了。
正味30分弱だったと思いますが、正直もう寒さが限界でした。。。
「おつかれさま!ありがとー!」
犬たちを褒め称えて、頑張ってくれた5頭のワンコたちとお別れ。
自分のお仕事を全力で全うする犬たちを見て、良い刺激をもらいましたよ~。
いやぁ、たかがイヌゾリ。
されどイヌゾリ。
本当に貴重な体験が出来て、楽しかった~。
犬好きの方はもちろん、たとえ犬に興味がない方にも、ユーコンで
イヌゾリ、お勧めです!!
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時刻は12:30を過ぎた頃。
少し休憩をしたあと、ホワイトホースで買出しをしてきた軽めの
食事(このシリアルがめちゃくちゃ美味しかった)をいただきます。
午後からは、まだまだ天気もいいことだし、
「スノーシューであそぼっかぁ~」
というその場の流れで、しばしお庭をお散歩してみる。
てくてくてくてく・・・
意外と積雪は無いのですが、もちろん気温はマイナス20℃以下。
ただ、お庭を歩くだけでも、いろんな動物の足跡がみつかって
おもしろいのです。
おそらくウサギやリスなどの小動物が多かったのではないかと。
写真のあしあとは、たぶん、四足動物のものかな。
敷地が広すぎるので、迷子にならないようにと、
メープル印のトレイルカードも転々とあってかわいかったなぁ。
こんな美しい雪景色を独り占め!
「天気が良くって、サイコー!♪」
といわんばかりのあか姉。
ぐるっと1時間強ほど歩いて、ぼちぼち疲れてきたところで
ピクニックタイム♪
くぅ~
この雪景色の中で食べる甘納豆がたまらんのです。
(大のお気に入り)
「天気が良いと、何をしても楽しいねぇ♪」
と、終始ご満悦な様子^^
(たいがい天気が悪いことが多いようで、今回ばかりはヨカッタねぇ)
それにしてもこのスノーシューがなければまともに歩けない
(一気にひざ下まで埋まる!)環境下で、あらためて、
スノーシューの浮力の底チカラを感じた一日でもありました。
あ~ たのしかった!
夕刻、ロッジに戻って、ダイニングでしばしの休憩。
窓が広くて、本当に気持ちのいい空間。
ソファに座りながら、ココアやteaなど、いつでも自由にのめるように
置いてあるサービスがまた、なんともうれしいじゃありませんか。
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の~んびりと、時は流れて・・・
19:00 お楽しみの夕食の時間。
相変わらず、お手製のパンが最高に美味しくて。
うっかりすると、止まらなくなるから危険です。
本日の前菜は結構ボリューミーなお肉料理。
お肉があまり得意ではない私でもペロリと食べられてしまうほど
あっさり且つ、しつこくない味付けで。
時間をかけて丁寧に煮込まれていることがよくわかる
お料理なのでした。
その後、出てきたメインデッシュはマス料理(たぶん)
これがまた絶品で、ソースと一緒に食べると、とっても
まろやか~で、大変おいしゅうございました。
そしてそして、さらに手作りのデザートも。
さっそく一口たべて、、、
「・・・!?これ、おいしぃー!」
もう、なんとも表現しがたい、感動的なお味でして。
いままで食べてきたアップルパイの中で、まちがいなく
一番美味しかったです。
あ~ このパイを食べにまた行きたいくらい。。。
すでにお料理だけでも、大満足ではありましたが、
まさかの2日連続でオーロラが爆発するという奇跡・・・!
この日は、前日と違って、最初は動きもゆ~っくり。
テレビや写真などで良く見るような、オーロラのカーテンが
無数に広がっていくではありませんか。
次第にどんどん動きが活発になって、いつしかロッジの上空を
取り囲むようなオーロラの姿も。
一週間居ても、結局一度も見れない人もいると聞きますが、
まさかこんなにビックなオーロラが二日続けて見れるなんて。。。
こーゆーのは、ほんとに運次第なんだろうと思います。
昨晩よりも明るく動きの大きいオーロラだったので、
二日目は超広角レンズで撮ってみました。
まるで、ヘビ花火のように夜空を駆けまわるオーロラ。
こんなに動くものだとは、実際に目にするまで全く知りませんでした。。
まさに、オーロラが踊っているかのようなオーロラダンス。
まるで神様がお絵かきをして遊んでいるようにも見えてきます。
贅沢なことに、明るすぎて星が見えない!
という悩みはありましたが、、、
オーロラの光が少し落ちついたところを撮影してみたら、
偶然、流れ星もキラリ。
前日に引き続き、この日も夜空に光のカーテンが広がっている中で
眠りにつくという、贅沢な夜を過ごしたのでした。
(まだまだつづく)
超、超きれいですね!!!お写真の素晴らしさに感動!!!
Vol.1も拝見いたしましたが、11年周期なんですね。
私は今は中々長期休暇を取れない身なのですが、
11年後・・・行きたいなあと思いました。
あと、きこりマグ(?)がかわいすぎます・・・!
コメントありがとうございます(^^)
写真は、腕というよりロケーションの素晴らしさと運が大きいと思います。
オーロラは11年周期ですが、カナダやアラスカは晴天率が高いので、他の年でも比較的見やすいようです。
ぜひお休みをGETして生で見られるといいですね!
ちなみにマグはキャンプバンド仕様になってるものです。風森氏デザイン。よく気づかれましたね(^^)