4/17-18のこと。
「もし興味あったら、秩父の宿坊いってみない?」
と、誘ってみたのは、ひと月以上前のこと。
「行ってみたい!」とトントン拍子で話が進み、
宿泊日は、休みがとれそうだった4/17に決定。
宿坊だけは早々に予約して、あとは前日まで、
完全なるノープラン。笑
前日の昼頃に、天気予報をチェック。
大荒れ予報も多い中、秩父地方はさほど悪くない模様。
これならアウトドア遊びも楽しめそうだな~と、
カヤックかハイキングプランを提案すると・・・
「ぜひカヤックがやりたい!!」
とのことで。
朝、いつも通りの時間(4:00すぎ)に起き、
大荷物を詰め込んで、いざ!
カヤック旅へしゅっぱ~つ。
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車を走らせること1時間半。
8:00 目的地に到着。
今回は、湖畔でレンタルなどもされているところに
駐車し、そこから出艇させていただきました。
車を停め、まずは組み立てを開始。
20分後くらいに管理人さんがやって来て、
親切に湖の見所や注意点を教えてくださいます。
ありがたや、ありがたや。
これ。
天然のキクラゲですって。
そして湖上へ・・・・
「わ~ まだ山桜が咲いてる~♪」
風が吹くと桜吹雪が舞い散り、
なんとも贅沢なお花見、ですこと。
「新緑、めちゃくちゃきれいー」
「ほんとキレイねぇ、凛さん。」
カヤックの上では、仲良しの二人。笑
岸辺には、おいしい緑がいっぱい。
この湖は両岸から木がせり出しており、
新緑のトンネルをくぐっていくことができます。
「ほわ~ 癒されるねぇ」
木陰から見る、新緑の鏡面は実に美しい。
ここは穴場的な場所で、ヒトの姿も少ないせいか、
生き物の気配もたくさん。
滑るように、湖面をスイスイ~。
「マイナスイオン きもちいぃ~」
空気がひんやりするとおもったら、
小さな流れ込みがありました。
「なんか晴れてきた!」
ちょうど、曇ったり晴れたりで。
暑くもなく寒くもなく、絶好のカヤック日和◎
いったん下流まで漕ぎ、それから上流へ。
「わ~ 新緑がほんとにキレイー」
「みどりがおいしい~!」
カヤックの上で、大きく深呼吸。
そして、管理人さんから聞いた、
おすすめの支流にも入ってみると・・・
くんくんくん・・
なんだろう、肥沃な森の匂い?
おぉ~
まさに、気分はジャングルクルーズ!
「リアルディズニーみたい~」
と、冒険心が躍ります⤴
すぐちかくに民家があるとは思えない
この別世界感。
心ゆくまで景色を堪能。
さぁて、上陸ポイント(おやつタイム)目指して、
漕ぎますか~。
しばし漕いだ先に、よさげなポイントを発見し、上陸。
おなじみのJETBOILくんでお湯を沸かし、
おやつはミルクティとちびスコーン。
おやつをうらやましそうに見る黒犬はん。笑
「あげないよーダ」
ゆる~っと漕いで、
自分たちだけの貸し切りの場所で、
の~んびり寛ぐ。
「あ、SLの汽笛ー」
カヤックは、こ~んな、お昼寝時間が
一番の贅沢かもしれません。
「さぁて、お蕎麦目指して漕ぐぞ~」
ほんとに、どこまでも美味しそうな緑。
お~なかイッパイ。
相当、揺れが気持ちよいのか、
ちょいちょい湖上で寝てるウチの犬さん...zzz
帰りは、いつも、あっとゆーま。
ここは、湖の静けさと、変化に富んだ景色の楽しめる川の良さ。
両方持っているのが魅力ですねぇ。
大変お気に入りの場所になりました^^
比較的近い場所にあるので、今度は紅葉のシーズンにも来てみたいものです。
12:00すぎ、カヤックを片付け、お次は長瀞方面へ~。
ランチに向かった場所は、「わへいそば」
秩父でお蕎麦と言えば、くるみ蕎麦。
ここ「わへい」さんでは、そばつゆが
秩父産のくるみをすり入れた汁で作られています。
ん~ 香りがいい◎
どろっとしていないので、さっぱりといただけます。
蕎麦は、いわゆる田舎蕎麦と言われる、
少し太めで黒い粒がみえるお蕎麦でした。
こちらも美味しい。
あか姉ちゃんは、たけのこ御飯も追加注文。
やさしい甘さと苦味が口の中に広がります。
天ぷらには、季節の山菜もありました。
山菜の天ぷら、大好物です^^
・・・・・
そして、このあと、宿坊へ
(日記はこちら)
・・・・・
<2日目>
10:30頃に宿坊をあとにし、
向かった先は、秩父市内にある有機野菜食堂。
染料を保管する倉庫として利用されていた
土蔵を改装した小さなカフェ。
「たべものや 月のうさぎ 」
11:30からオープンとのことで、
しばしお店の前で開店を待ちます。
ギャラリーも併設されているお店で、
外観も内観も、とっても素敵。
こちらの一押しは、秩父地方のおいしい水と
季節の山の恵みを満喫できる
「四季のごはん」だそうです。
1階がカフェ、2階がギャラリー。
女性好みのインテリア。
使われている食器にも、こだわりが感じられます。
心地のいい風が入り込む店内。
ちょこんと置いてあるストーブもかわいらしい。
オーダーして、のんび~り待つこと
10分ほど。
【春の山菜料理】
前菜は、「黒千石大豆と里芋と黄人参のテリーヌ」
こちらのプレートの上には、
「青山大豆の真珠蒸し」「豆腐とつくしのグラッセのたまご焼き」「車麩のカツと蕗味噌」
の3種。
他にも、
「うるいとこんにゃくと人参の酢味噌がけ」「蕨とアケビの新芽の白和え」「つくしのピクルス」「お汁」「雑穀米ごはん」
丁寧に作られたお料理が、テーブルにズラリ。
なんと、こちらの店主さん。休みごとに、山に入っているそうで。
季節ごとの山の実りと、有機野菜農家さんで
育った元気な野菜たちが主役のごはん。
有機野菜は、野菜本来の甘みや苦みなどを味わえるところが大好きです。
秩父地方のおいしい水を使っているからでしょうね。ご飯とお汁も、やさしい甘さを感じました^^
店員さんも素敵で、本当に美味しかったです。
ごちそうさまでした~
ランチのあとは、お土産を買うべく、長瀞にあるお豆腐屋さんへ。
「お豆ふ処 うめだ屋」
豆腐を買いに行ったのに、目が留まったのはとうふドーナツ。笑
試食が美味しかったので、3つお買い上げ。もちろん、お豆腐も購入。
翌日、家族でおいしくいただきました◎
で、スイーツもおいしそうだねぇ~と、併設のレストランで早めのスイーツタイム。
このおとうふプリン、甘さ控えめでと~っても美味しかったです。
なんやかんやで、たべてばっかりな2日間。
あー しあわせ。
帰宅して、体組成計にのってみると、なぜか体が軽くなっている・・・?
この理由を私なりに推測しますと。
古くから「春は苦味を盛れ」と言われ、春は苦いものを食べると良いとされています。
冬の間じっとエネルギーを重鎮した生命力あふれる春野菜には、健康な体を保つためのさまざまなパワーが溢れています。
薬膳では冬の間に新陳代謝が落ちて脂肪や毒素を溜め込んでいる人の体から毒素を排出し、体を目覚めさせる食べ物として春野菜を取り入れます。
つまり、春野菜を食べる習慣には、老廃物が溜まった冬から、苦味でカラダを目覚めさせたり、新陳代謝を促すという、昔ながらの知恵が込められているようです。
旬の食材にはちゃんと役割があって、春の食材にはデトックス効果が高いものが多い。
薬膳の世界では、春は一年の体調を左右する大切な季節。
この時期は「肝」と呼ばれる臓器の働きが活発になるため、心身のバランスを崩しやすくなるといわれています。精神神経の失調が多くなるのも春。
「肝」が盛んになりすぎると、熱、くしゃみ、微汗、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、目の充血、目やに、顔面のむくみ、めまい、のぼせ、頭痛など、主に上半身の症状となって表れます。
そんなときにこそ積極的に食べたいのが、「肝」の働きを助ける=解毒作用のある春野菜。
蕎麦、あわ、小麦、豆腐、セロリ、三つ葉、白菜、キュウリ、トマト、ごぼう、キウイフルーツ、あさり、ハマグリ、菊花、茶葉、薄荷、葛(くず粉) 。
ふきのとう、タラの芽、ウド、セリ、フキ、菜の花、タケノコなどの苦みのある山菜も◎。
この苦み成分こそが、冬の間活動が停止していた胃腸の動きを刺激し、身体に溜め込んでしまった老廃物を排出してくれるデトックス効果があるわけです。
きっと、この旅で食べたものたちのおかげで、カラダの中もキレイになったのかもしれません。
「春」ならではの恵みを、目から耳から、口から、内臓から・・・
カラダい~っぱい味わった旅でした◎
そしてあか姉ちゃん。
私好みの、なかなかディープでゆるい旅におつきあいただきありがとう~。
食の好みが合う人と、出かける旅はやっぱり楽しいねぇ。
さてさて、お次は、どこの宿坊にいきましょーか。今から楽しみにしておきます^^
(完)