信州「白馬」へ行ってきました~
エッジがあるからこそ雪面を捉えターンしたり、ブレーキをかけることができます。
ただし、エッジは非常に鋭利で刃物のようなものなので怪我の原因にもなります)
スノーボードとは違った感覚のライディングが楽しめます。
結構体幹を使うので、SUPサーフィンにある意味
近いかもしれません。
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それからというもの、ほぼ毎週のように雪山へ
足を運んで楽しんでいます。
湯の丸、蔵王、ヤマボク、そしてこの白馬。
もはや雪板中毒デスネ、コレハ。
THE THROWBACKというもの。
ロープ式のハンドルがあるおかげで、ライディング時に
安定するのと、ターンのコントロールとしても使えるので、
この板とスノーシューさえあれば、
出かけたり、スキー場の人ごみ&混雑を気にする
ストレスが一切なくなります。
ソリのように手軽に、かつ、スノー&サーフボード
4:00に自宅をでて、いざ長野へ~
長野道安曇野ICから下道に降りたところで、
予報どおりの雪雪雪。
街中はしっかり除雪されていたので、予定通り8:00に
待ち合わせ場所の八方バスターミナルへ到着。
旅の同行者、関西圏に住む「はっせー」とここで合流。
「おはよー。ひさしぶりー!」
秋の御嶽以来半年ぶりの再会かな。
凜と一緒に、のんびりと雪遊びを楽しむことに。
雪質は思ったほどよくは無かったのですが、
スノーシュー履いても、膝まで埋もれる豪雪っぷり。。
雪が大好きなので、車を降りるなり、
凜はテンション高めに走りっぱなし。
動画↑ 「はしゃぎすぎw」
普段ものすご~くおとなしい犬なので、
このはしゃいでる映像はなかなかレアです。
はっせーが撮ってくれた
埋もれて必死な飼い主(ワタシ)と
雪の海で泳ぐイヌの図。。笑
はっせーは初めての雪板に無我夢中。
「もっとやらせろ」といわんばかり。
・・・まさか彼女がこんなにハマるとはおもわなんだ。笑
まさにこの言葉が雪板にはぴったり。
上手に滑れなくても、みーんなケラケラ笑って
病みつきになるくらい楽しくて
全身の筋力をフル活用するので
遊んだ分だけカロリー消費量もぐんぐんUP↑
雪板に乗れば乗るほど、自然と代謝もあがって
体年齢も若返るという特典がついてくる。
(実際私は年明けてから3kgやせました◎)
ワクワク&ニヤニヤしながら
浮遊感たっぷりの雪上サーフィンを楽しみ
思い通りにいかない雪上で
好き勝手自由に遊び回る
気づけば、おなかはぐーぐー&ペッコペコ。
体を動かしたあとに食べるものは
なんでこんなに美味しいんでしょうね。
「雪遊びは、ほんと~にイイコトしかない」
(きっぱり)
もし雪板に出会わなかったら、、、
廃業したスキー場へわざわざでかけて、
こうやってのんびり貸切で雪上ピクニックしたり
満面の笑顔を浮かべながら
ゆるやかな斜面とそりだけで楽しく遊べるなんて
一生気付かなかったことでしょう・・・
この冬、雪板に出会えたことに本当に
感謝。
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そんなこんなで、楽しい時間はあっというま。
2時間ばかり遊び、凜もだいぶ疲れたようなので、
ちょっと早めに切り上げ、車で町へ移動。
ランチ場所が11:30オープンとのことなので
30分ほどシエスタ(お昼寝)タイム・・・zzz
ちょっと寝たら、寝不足も解消~
あ~ スッキリ◎
開店直後にお邪魔したのは、白馬で採れた農産物やお米が
食べられる「農かふぇ」さん。
いわゆる「ゲレ食」が好きではない私は、
今回の旅でも郊外のカフェを選択。
気になるメニューばかりが並ぶ中から、
初志貫徹で「スープカレー」をオーダー。
カレーというより、ポトフ風?
野菜がモリモリはいって、味付けはあっさりめ。
ひとつひとつの野菜が美味しくて、とてもツボ!
ごはんも、激ウマ~でした。
これで850円はお徳ですね◎
はっせーはコロッケ定食をチョイス。
一口もらいましたが・・・
サックサクのホックホク◎
こちらも芋力がかなり高め!!
こんなにお芋だけでおいしいと感じた
コロッケははじめてかもしれません。
次回は「けんちん汁とおこあの定食」を食べたいなぁ。
とってもおいしかったです。
ごちそうさまでしたー!
天気予報が良くなる午後からは
北アルプス展望ハイクへGO。
麓の無料Pに車を止め、五竜のゴンドラで
一気に1500mオーバーの山頂駅へ。
山頂駅から先のリフトは強風のため
すべて運休とのこと。
運休となれば、スキーヤーは誰も足を踏み入れるはずがなく、
この時点で、ゲレンデトップは我々の貸切が決定。
ひゃっほー!!
標高が2000m近いだけあって
おそらく今までの人生で一番のふわっふわ
シルキーなパウダースノーを体感。
スノーシューがなければ腰まで埋もれるくらいの積雪
これぞスノーシューで歩く醍醐味ですね。
冬の妙高山もいってみたいなぁ~
「ここから先はバックカントリーエリアですよ」
という看板がずらり。
土日には、たくさんのBCツアーがここを滑るんでしょうね。
おぉ~
山が一気に近づいてきて、スゴイ迫力!
ゴンドラからちょっと足を延ばしただけで
こんな景色が見られるなんて、、、。
右から、白馬三山、鹿島槍ヶ岳、五竜・・・
この迫力は、まさに圧巻!!
360℃に広がる神々しい雪山のパノラマ
こんな絶景を二人占めできるなんて。
ん~、なんと贅沢な景色なのでしょう。
さっきまで雪が降っていたとは思えない
この素晴らしい青空ったら。
風をよけられるポイントでお茶タイム。
こんな雪のときにはやっぱりココアがおいしい◎
(ちなみにこちらのスキー場、ゲレンデ内は雪板での滑走は禁止)
やっぱり私は晴れた日の雪山の景色が好きだなぁと
しみじみ思いながら下山。
お手軽ラクちんで素晴らしいアルプス展望
スノーハイクでした。
15:30 スキー場を後にし、
「お茶でもいこっか」と、
気になるカフェへ移動。
小さなカフェレストラン「コッコラジェイ」さん。
店内は展示スペースがあって
かわいい雑貨が並んでいます
こんなところにかわいいボタンが
白くペインティングされた壁と
天井が広くて、とっても明るい雰囲気の店内。
窓から見える雪景色がまた素敵デス。
シフォンケーキが絶品とのことで、
シフォンケーキセットを注文。
こちらのシフォンはビックリするくらいふっわふわで、
暖かいケーキと冷たいアイスがまた絶妙でした◎
ほっこりほっこり。
日も暮れてきたので、ぼちぼちお宿に移動。
居心地の良さそうなスペースがた~くさん。
「2階のお部屋へどうぞ」
と、部屋に通され、夕食までのんびり過ごします。
しかしセンスのよい内装ですこと。
この日の夕食は18:45頃から。
日替わりとのこと。
この日は野菜多めであっさりした味付けの
食べやすいフレンチ(フルコース)でした。
まず前菜のクオリティに感動し、
お米とゴボウのスープにまた感激。
このスープ、めちゃくちゃ好みー。
その後も、メインかとおもうほどのサイズの
鮭が出てきて、ソースとの相性がまた抜群。
メインの牛は、添えられたパンが進む味付けで
牛が得意ではない私でもおいしくいただけました◎
自家栽培された野菜たちが食卓にあがるという
農家民宿的な素敵なお宿。
我々含めて2組しか泊まってないのに、
とても手が掛けられた料理の数々で、
どれも本当においしかったです。
いやはや、まんぞくまんぞく。
おなかいっぱいしあわせいっぱい。
ごちそうさまでした~m(_ _)m
夕食後はストーブの火に当たりながら
翌日のプランニング。
スキーヤーなので、雪板フィールド情報も
たくさん聞けてありがたかったです
浴室に入ると、まずひのきの香りがふわっと
漂ってきて、とっても癒されました~。
薪ストーブのおかげか、部屋の中はぬくぬくで
ちょっと暑いくらい。
はっせーはいつもどおり、夕食後ほどなくして
ベッドに入って3秒で爆睡。(早っw)
私は23時過ぎまでごろごろしながら、
ふっかふかの布団に癒されつつ、心地よい眠りに
落ちるのでした・・・zzz
DAY2
おはようございます。
今日もめちゃくちゃ良い天気ですね~
朝から”うきうき”おさんぽへ◎
と、玄米やノンカフェインの蕎麦茶が
選べるなんて素敵すぎます◎
白米も美味しいですが、玄米は腹持ちが良いので
宿の朝ごはんに食べられるのは本当にうれしい◎
部屋に戻ったら、凛はこの状態。
あれ、今日はスイッチoffでっか??
ちなみにこちらのお宿、宿泊サイトなどにも出してなくて、
ほとんど宣伝をしておらず、
知るひとぞ知る名宿だと思います。
特に、ワンコ連ればかりが泊まる宿ではなく、
実はワンコ連れでもokですよというところがまた好み。
とっておきのお宿になりました◎
ぜひ、またちかいうちに伺わせていただきます!
お宿を後にし、2日目は栂池のゴンドラに乗って
ぐい~んと一気に標高を稼ぎます。
周りに居る方々はほぼ全員がバックカントリー。
やっぱりBCはカッコイイ~
今日も天気が良すぎて、バックの白馬三山が
めちゃくちゃキレイ。
この景色を見れただけで、もう満足。
めったに使わないヒールリフレクターを上げて、
エッサホイサとハイクアップ。
天気がとにかく最高で、
一日中こんな感じでニヤニヤしっぱなし。
むむ??
もしやこの方が担いでいるのはスノースクートでわ??
スノースクートでハイクアップして
バックカントリーのパウダーを滑走・・・
あまりにも珍しいので話しかけてみたところ、
担いでるスノースクートは10kgくらいあるもの(!)で、
しかもこの方は女性でした(驚)。
普段はやはり趣味でバイクを乗っている方で、
レースではないモトクロスをやってるとのこと。
これぞオフロードバイカーの最終形?
いやー その心意気に完全に脱帽でした。
この日、この場所で会った方々は、
ほんとーにみなさんイキイキしていて、
とってもとってもいい顔をしている方ばかり。
きっと、このサングラスの中の瞳は
キラキラしているに違いない。笑
そんな、ワクワクしている方々を見ているだけで
わたしもつられてニヤニヤしっぱなし。
今日もバッチリ晴れてくれてありがと〜◎
↑ (雪板滑走動画)
もう最高。
2日目も山良し、展望良し、フィールド良しで
すべてがパーフェクト◎
パウダースノーと雪板をバッチリ楽しめて、
お宿も食事も最高に素晴らしかったので、
同じ場所、同じフィールドへ毎年通うことに決めました。
「あの楽しさと、この若返り感、やみつきになるわ。
雪のパワーすごい」
と、実は冬山ハイクは初体験のはっせーも、
すっかり私流の雪遊びにハマったようで。
帰ったらソッコーで雪板を買うらしい。
はっせーもすっかり雪板中毒ですな。ふふふふふ
自分が楽しいのはもちろんですが、一緒に行った旅仲間が
自分以上に楽しんでいる様子を見ると、つられて
うれしくなっちゃいますね^^
14:30すぎに下山し、ちょっと遅めの昼食へ。
茅葺屋根が特徴の利根川蕎麦屋さん。
16時まで営業しているのがありがたい。
ここに来るのはこれで2回目。
こたつとストーブでなんともほっこりな
空間なのです。
はんてんを借りて着たはっせー。
アナタ、それ似合いすぎよ。
アッツアツの揚げ蕎麦団子と
こしのある手打ち蕎麦。
どちらもとってもおいしかったです^^
おなかも満たされた我々は、腹ごなしと凜のさんぽ
雪板フィールドの下見をかねて、昨日とは別の
廃業したスキー場へ。
ソリすべりをのんびり楽しむファミリーたちの
ほのぼのとした時間が流れていました。
来年はここでもいいかもネ~。
帰路に向かう前に、再び農かふぇさんで
おやつを購入。
お米がアレだけおいしいのだから、
おはぎも美味しいに決まってる!
デザートに頼んだ「蕎麦の実ソフト」は
バニラが濃厚で量もたっぷり。
農かふぇさんのスイーツにも大満足。
今回も、食にはとても恵まれた2日間でした^^
「ミクちゃんが作る旅のプランがいつも素晴らしすぎて
他の人と行くと物足りなくなっちゃうくらいだよ」
との、うれしい褒め言葉◎
おつかれ山ー!
甲府駅まではっせーを送り届けて、そこで解散。
22:00前に無事帰宅。
夜行バスで関西に戻ったはっせーからは
「楽しかったおかげで、全然疲れてない」
と、元気な様子のLINEがあとからとどきました。
満足感が高いと、不思議と疲労感は残らない。
だからまた病み付きになるのでしょう。笑
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とはいえ今冬も、もう残りわずか・・・
あと何回、この板で雪と戯れることができるでしょうか。
見晴らす限りの紺碧の青空と、
360℃広がるアルプスの雪山の神々しさ、
シルキーできめ細かい滑らかなパウダースノー、
そして、山の斜面を颯爽と滑る
バックカントリーボーダー&スキーヤーの美しさ。
この世界に一度足を踏み入れてしまったら、
またあの美しい雪山に会いに行きたくて
居てもたってもいられなくなってしまう。
でも、雪は冬のたった数ヶ月しかない。
毎年、同じような雪遊びが必ずしも出来るわけではない。
だから余計に雪山が恋しくなるのだと思います。
自分が元気な体であっても、家族もそうとは限らない。
人間だけでなく、凛も13歳というシニア世代に突入するので、
人間でいえば68歳のおばぁちゃん。
一年で4歳年をとるので、来年には、72歳。
もしかしたら、一緒に雪遊びができるのは
今年が最後かもしれないな、と思いながらの旅でした。
甲斐犬の平均寿命は13-15歳。
来年はないかもしれないと日々思いながら、
1日1日を大切に過ごしています。
一日でも元気に長生きしてくれたらなぁと思う。
最近、動物と会話ができる方がやって来て、
凛と会話をしてくれたときの言葉。
「凛ちゃんはこの家に来れて、幸せだって言ってますよ~」
その言葉が聞けただけでも本当に嬉しい。
多くの日本人は、口癖のように「またいつかね」と言う。
「いつか」っていつデスカ??
一年で4歳も歳をとる犬や猫などの動物に限らず、
いつ体を壊すかなんてわからない。
「いつか」と言ってる人ほど、行けなくなってから、
行っておけば良かったと後悔をしている人が多いと思う。
体いっぱい遊べる健康な身体と、
旅ができるお金と休日がとれる安定した仕事、
「行ってらっしゃい」と、快く旅に出させてくれる家族の理解と、
一緒に暮らす家族&愛犬の健康。
そして、同じような価値観で一緒に楽しんでくれる
アウトドア仲間たちの存在。
全てがまた翌年にも当たり前にあるものではなく、
今その環境があること自体がとても恵まれているのだと感謝して、
よろこびを噛みしめながら、残りの冬も、
そしてまた来冬も大切にしたいと思います。
はっせー、「今回も凜と一緒に遊びたい!」と言ってくれたり、
たくさん凜をかわいがってくれて、
写真もいっぱい撮ってくれてありがとう。
おかげで、またたくさんの宝物が増えました。
本当は一緒に遊ぶはずだった富山のあの子、
来年こそはぜひご一緒したいですね~。
雪板に限らず、冬が楽しくなる遊び、雪が降ると
ついはしゃいでしまう瞬間、
大人も子供もワクワクしながらできる雪遊びが
もっと増えたら、こんなに嬉しいことはないですね。
一年後、またこの白馬で、凛も一緒に、増殖するであろう
雪板仲間と、もっとさらに楽しく遊べますように。
こんな感じの「ゆるふわ雪板部」に入りたい方は
ぜひぜひご加入おまちしておりまーす◎
(完)