昨年から引き続きマイブームの雪板遊びをしに
新潟・魚沼地方へ行ってきました~
仕事的には冬がOFFシーズン
逆に、プライベートはONシーズンというわけで
1月末からスタートした雪山通いも、群馬(武尊山)→長野(栂池
長野(岩岳ねずこの森)→と続いて今回の新潟旅が4回目。
(去年の旅の様子はこちらから↓)
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DAY1
朝3:00起床。
4:00に自宅をでて、いざ関越道へ~
5:30 関越道高坂SAであか姉をピックアップ。
例年以上の豪雪という噂の新潟は、さぞどっさり雪が
積もってるんだろうな~と、期待を胸にいざ北上します。
なんと、この日は驚くほどの晴天。
(・・・今回も高気圧を連れてきちゃったようです)
徐々に見えてくる雪山が実に神々しい~!
一般道に降りてからも、道路わきでは至るところで
周辺は3-4mの雪の壁がありましたが、道路は
新潟の除雪レベルは本当にすばらしかった~
こうして日々除雪してくださる皆様には
9時頃、目的地の須原スキー場に到着。
休日もさほど混まないというと聞いてましたが
この日は地元の小学生たちで賑わっていました。
「お、今日どこで雪板やるんすか~?」と
雪板を持っているだけでゲレンデでは珍しがられるので、
なぜ須原をあえて選んだかといえば、
公式サイトで雪板OKとアピールしてくれているゲレンデはまだまだ
少ないので、雪板愛好家には非常にありがたい存在。
しかも平日一日券が2100円という安さも素晴らしい。
リフト券を購入し、まずは下からゲレンデ状況をチェックしながら
上部を目指します。
ゲレンデ内の非圧雪エリアを滑って、ハイクアップしてを繰り返し、
リフト上部まで登り詰めたら、なんとそこに楽園が。
いい感じの非圧雪の緩斜面があるじゃないですか~!
あかねちゃんはスノースクートをレンタルして楽しんでました。
「雪板」の魅力とは?
カットしただけの至極シンプルな乗りもの。
簡単に言えば、ただそれだけのシンプルな遊び。
雪板では、板と自分、その二つを繋ぐのは
ビンディングレス=つまり、エッジを立てて
形はスノーボードに似ていても、むしろ、
いつもスキーやスノーボードで簡単にできていたことが、
だから、スノーボードより難しいといえば難しい。
地形を無視すれば滑れない、ターンができない。
身体がぶれると転ぶ。
道具がシンプルなだけに、自分の感覚、
バランスだけでは曲がれない。
スノーボードは上手に滑れても
さらに、ビンディングレスであるがゆえに、
なんともいえないこの至福感。
さらに、雪板では、こけること事態が、楽しい。
なにしろ、新雪、なかでもパウダースノーは
雪板は何度コケても、雪がクッションになって包んでくれる。
そして、危険性が高くなく、
足が固定されてない分、板から飛び下りることもできるため
身体だけの受け身で済むし、滑走スピードが違う分、
道具も、素材も、遊び方も、とってもシンプル。
雪と戯れ、雪にまみれて、自然とみんな笑顔になってしまう。
シンプルだからこそ、そんな底知れない魅力がある遊び。
ゲレンデをスノーボードで滑る楽しさとは全く違う、
もう一つ、雪板にハマってしまう魅力は、
つまり、雪板は作り手・乗り手が全てを自分好みに
楽しい時間はあっという間。
きづけば半日が過ぎたので、リフトで駐車場まで下山。
リフトのおじちゃんが
言ってくれたり
「あの下の方もよさそうっすよ」
雪板話が盛り上がったのも嬉しかったです。
ローカルゲレンデはこじんまりとしてて
コンパクトにまとまっていて個人的には
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スキー場を後にし、つぎに我々が向かった先は、
『魚沼の里』
霊峰八海山の麓ののどかな田園風景が広がる
里山に創られた「魚沼の里」。
都内でも続々店舗が増えている「千年こうじや」。
about 千年こうじや
千年こうじやのふるさとは、新潟県の魚沼地方。越後三山をはじめとする険しい山々に囲まれ、冬には3メートルもの雪が降り積もる雪深い地域です。その長く厳しい冬を乗り切るために、人々はさまざまな知恵と工夫で独特の食文化を築いてきました。
魚沼の暮らしは、冬を中心に巡っていきます。春は味噌を造り、山菜を干したり、塩漬けにし、次の冬への準備を始めます。夏も秋も、旬の野菜や茸などで保存食を作り冬に備えます。その多くが、麹や酒粕、味噌などの発酵食品を使った味わい深いもの。自然に寄り添う昔ながらの暮らしの中で、手づくりの味は今も各家庭に受け継がれ、日々の食卓を豊かに彩っています。
千年こうじやは、そんな魚沼で育まれてきた食の素晴らしさや自然との共生から生まれた知恵などを、多くの方々にお伝えしたいとの想いから誕生いたしました。雪国の暮らしが培った魚沼ならではの恵みを、たっぷりお楽しみいただけたらと願っております。
普通の酒蔵だったらわざわざ行かなかったと思いますが、
平日の、しかもこの厳冬期に、それなりに人が
「魚沼の里」には銘酒「八海山」を生産する酒蔵を中心に、
中でも「みんなの社員食堂」がとても気になったので、
一般人も利用できる食堂として2014年に「魚沼の里」に
新たにオープンしたそう。
酒つくり期間中は、蔵人は24時間、昼夜を問わずの作業のため、
八海醸造では、朝・昼・晩と、食堂のおかあさんたちが
まかないの食事を提供してくれているんだそうです。
おおーーーきな窓から、この時期だと雪景色が楽しめます。
メニューは2種類で、「日替わり定食:800円」と、
肉や魚がメインになる「八海定食:1000円」があります。
今回、我々は八海定食の魚と肉をそれぞれオーダー。
このカレイが肉厚で、今までに食べたカレイの煮つけの中で最大級
砂糖・みりんは使われておらず、八海山の甘酒と醤油のみで
味付けされているそう。
ほんのりとした甘みと、とろみが絶妙。
魚好きにはたまらない味付けで、これはもう、
肉メニューは、豚の塩麹漬け焼き。
豚ロースを八海山の塩麹で漬け込んで焼いたもの。
塩麹の甘みがひろがり、驚くほど柔らかい。
そのやさしい食感と旨みが絶妙で、これもご飯がすすみますw
いずれも、「麹」が使われているところも、麹が大好きな我々には
とってもツボで、価格以上の満足度。
さらに、つやつやの魚沼産コシヒカリのごはんと、自家製味噌の
具だくさん味噌汁は、なんとセルフでおかわりが自由と太っ腹!
「やっぱり魚沼産コシヒカリはおいしいねぇ」
白米だといつもよりたくさん食べれてしまうので、
ちなみに、この「魚沼産コシヒカリ」がおいしい理由は、おもに
●粘りがあるしっとりとした土
●夏場の昼夜の寒暖差
によるものといわれ、雪深い山々に囲まれた
なにしろ、魚沼は全国有数の豪雪地帯。
今年のようにドカッと雪が降れば、積雪が3メートルを
しかしこの雪解け水が美味しさの秘密にもなっていて、
そして、言わずもがな、こちらの酒蔵で作られている
冬に降る「豪雪」と、「豊かで良質な水」が、
支えている影の立役者なんですね~。
米好きなあか姉はごはんをおかわりして、味噌汁好きな私は
大きめサイズのお椀にも関わらず、なみなみおかわりしてしまい
最後はお腹がタップタップになりました。笑
ここの食堂では魚沼に暮らす地元のお母さんたちが
と~っても美味しかったです◎
あか姉は「毎日こんなごはんが社食で食べたい~」と心底
八海山の社員さんたちを、うらやましがってました。
こんな、愛がたっぷり詰まったごはんを毎日職場で食べられたら、
さぞ幸せでしょうネ~
ちょうど10分後に見学ツアーがあるとのことで、雪室を実際に
見ることにしました。
その間の待ち時間には、キッチン雑貨を取り揃えるスペース
「okatte」を物色。
“燕三条の金物”や“加茂の桐加工”など、新潟の特産品
だけでなく、全国の選りすぐりの器や雑貨などが並んでいて、
すっかり目移りしてしまいました。
さて、いよいよ待ちに待った雪室ツアーがスタート。
中には酒を熟成貯蔵させる大型のタンクが立ち並んでいて、
その傍らでは高く積まれた約1000トンもの雪塊。
荘厳な存在感を放っています。
雪室とは、古くから食物の保存などに利用されてきた、
そのルーツは、なんと江戸時代までさかのぼります。
江戸時代に日本海側から関東まで鮮度のよい魚を運ぶため、
雪を詰めた箱に入れて魚を運んだのが雪室のはじまり。
受けない「静置」状態にすることで、食品の旨みが増す
そして一年に一度の雪入れにも遭遇し、
「ちなみにこれって、そこらへんにある雪ですか?」
「そうです。そこらへんの雪です」
雪室を見学した先には、米焼酎の貯蔵庫へ。
中に入ると、オーク(ナラ)樽の良い香り~
樽がずらっと並ぶ倉庫は見てるだけでも惚れ惚れ。
こちらではメモリアル焼酎の販売、保管もされていて、
ズラリと並んだ焼酎にはここを訪れた方々の思いと
思い出がいっぱい詰まっていました。
雪室を出た先には試飲カウンターが設置されていて、この
雪室で3年間熟成させた八海山も味わえます。
オシャレなカウンターにずらりと八海醸造のお酒が並ぶ姿は
20銘柄くらいはあったかも?
ここでは、さきほど試飲した甘酒と酒かすを購入。
すぐとなりの売店で購入できるのが嬉しいなぁ。
粕汁のレシピもあって、見ているだけでワクワク。
帰ったら何つくろー??♪
雪室バウムなどなど、これまた魅力的なメニューがたくさん。
生地に「八海山」の仕込み水と同じ軟水を使用しているそうです。
日本酒好きの方はもちろん、私たちのように全く飲めない方でも
ワクワク&見ごたえたっぷりな「魚沼の里」。
魚沼の里は、よくある「観光客向けに作られた観光地」ではなく、
しっかりと地元に根付いた、また足を運びたくなるお店ばかりでした。
ここに来たらきっとみんなが魚沼のファンに