Snow Trip in UONUMA vol.2 (2018/2/22-23) 

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前回(vol.1)
のつづき。



時刻は15:00すぎ。

魚沼の里を後にして、この日泊まるお宿へ向かいましょー









豪雪地帯にある秘湯の温泉宿というだけで、さぞ険しい雪道を

はしった先にあるんだろう・・・と思いがちですが。



なんとこの日
宿に向かう間も、道路には

まったく雪がありませんでした。(拍手)




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ちなみに今回泊まったのは、

秘湯の宿として知られる、栃尾又温泉の自在館。





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宿の周囲はどこまでも続く銀世界、

山肌や木々が雪に覆われて雪国の情緒たっぷり。




栃尾又温泉は、湯之谷温泉郷の奥座敷で

「日本秘湯を守る会」の会員宿でもあります。



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提灯が灯り、風情のある囲炉裏のある空間。



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受付後は、館内で着る作務衣を選びます。

寒い時期は浴衣より作務衣がありがたや~。



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自在館には大正棟という昔ながらの湯治棟があって、

今回はあえて
、その湯治棟に宿泊。




「大正棟」はその名の通り大正期に建てられた旧館で、

本館に比べて少し安い値段設定となっており、湯治で

長期宿泊される方は大正棟を利用する方が多いようです。




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栃尾又温泉はそもそも物見遊山ではなく湯治目的で

人々から親しまれてきた長い歴史を有する温泉。



この旧館は湯治宿としての面影を強く残しており、

湯治という語感が持つ鄙びや渋さとマッチする

風情ある外観に、思わず見惚れて、つい足を止めてしまいます。



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お部屋のこたつが嬉しいなぁ。




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長い年月の中で磨きこまれて、見事なツヤをはなっている廊下や

びた廊下の木枠の窓から見る雪景色。



タイムスリップしたかのような時間が止まったままの空間。

歴史を感じる味わい深い建物。



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どこか懐かしいほのぼのとした雰囲気。



近代的なホテルや建物では到底味わえない

古きよき「風情」がここには残されています。



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宿には自在館のご主人が書かれたという温かみのある

手書き文字が随所にあり。



この文字に、おもてなしというか、

このお宿の優しさや気遣いと温もりを感じます。




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さて、まずは夕食前にひとっ風呂。

狭い階段を伝って地下へとずんずん潜っていくと、

ようやく温泉が現れます。




実は、栃尾又温泉には自在館のほかに神風館、

宝巌堂と宿が三軒あり、三軒が共同で使っているのが、

「したの湯」、そしてもうひとつの

「うえの湯」と呼ばれる、霊泉として名高い源泉。



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だから、お宿の建物から各お風呂までは、ちょっとした

道のりがあって、でも、それがま
たいいのです。



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総木造の廊下は趣きがあり、歩くだけでも

ワクワク感が募ります。



踊り場には休憩用の腰掛けが用意されており、こうゆう

小さな気遣いからも、お宿の真心が伝わってきますね。




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ほかにも宿の貸しきり湯が3つほどあり、全部で6つほど

浴場があるため、宿全体がちょっとしたテーマパークのよう。





ちなみに栃尾又温泉は日本屈指のラジウム泉。

ラジウム泉とはいわゆる放射能泉で、ラジウムから発生する

ラドンという気体があって、そのラドンから放射能が出る。




身体に害をおよばさない、ごくわずかな量の放射能は

身体の細胞を刺激して、ホルモンバランスを整えたり、

免疫力をアップしたり、痛風、慢性的な婦人系疾患、

痛風などに効能があり、エネルギーバランスも

整えてくれるのだとか






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いたるところで細やかに温泉の情報を開示していたり

気遣いのある言葉が書かれているところに、

このお宿の誠実さを感じられました。





まず最初に入った、もっとも人気がある「したの湯」は、

源泉36℃のぬる湯。




直下に源泉がある「したの湯」は、お湯の鮮度感や

まろやかさが、他の湯と比べても、別格。



時間を忘れていつまでも浸かっていられます。



神秘的な空間で、湯につかっているというよりは、

まるで瞑想するためにあるような浴場。



先に湯船に浸かっている方々は、みなさん一様に、

目を閉じて瞑想にふけていました。



いままでいろんな温泉に行きましたが、こういった

「瞑想の湯」は私も初めての経験です。




瞑想しつつ、うとうとしながら、

やわらかなお湯を満喫しました。



あまりの気持ちよさに、この湯が「極上羊水体験」と

表現されるのも至極納得。





いやはや、これはくせになる心地よさ。



ぬる湯のため、湯上がり後の発汗もないため、

湯上がり後の爽快感がまた極上。



肌のサッパリスベスベ感はもちろんのこと、

モチモチ感もすごい。



栃尾又温泉にリピートする人が多いというのも

わかる気がしました。



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こちらは、大正棟の廊下から見える「観音堂」。

そばに立っているのは御神木の「子持杉」や「夫婦けやき」

古木に守られるようにしてひっそり佇んでいます。




薬師様に、病の回復を祈願したり、

子宝祈願にもご利益があるそうで、

ご夫婦や湯治目的でこちらの温泉に来るお客様も多いとか。




やはりここは、
神サマがいらっしゃる土地に違いない

、思わず手を合わせてしまう私なのでした。




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お楽しみの夕食は、18:15~18:30の間に

食堂でとります。



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前菜はウルイのぬた、蕗みそなど、山菜づくし。

山のお宿らしく、山菜を中心に野菜や川魚(岩魚)

そして塩麹につけた豚肉や鴨肉の鍋も並びます。




一番手がかけられたのはおそらく岩魚の炭火焼き

なんじゃないだろうか。




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3時間かけて炭火でじっくり焼き上げているそうで、

表面は煎餅のように香ばしくパリパリ。


頭から骨ごと全部食べられます。

これは、、、お・い・し・い!


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揚げ物は野菜がメインの天麩羅。

山奥の秘湯ですからやはりここでは山菜天麩羅がうれしい。




おかずの種類も豊富だったので、最後の〆の雑炊まで

案の定たどり着けず、、、涙



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どれもこれも本当においしかった。

ごちそうさまでした~。




食後は少しおなかを休め、21時から貸切湯に行こうと

していましたが、ボイラー不調ということで

あいにくメンテナンス中とのこと。



変わりに、共同湯の「うえの湯」に向かいます。


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積雪期は、旧館下の雁木(伝統的な雪よけ屋根)の下を

通って向かう形になるのですが。


雁木を通るだなんて、いかにも越後の冬って

感じがして、これもまた乙ですねぇ。



ちなみに「したの湯」には洗い場に相当するような設備が

無いに等しいので、体を洗うのは「うえの湯」が最適。


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その後、唯一の露天風呂へ。

貸切内湯は沢の対岸に源泉があり、温度が低いために

加温されていて、寒い時期には循環も行っているようです。



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最後にもう一箇所、貸しきり湯のたぬきへ。



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こちらもお湯は無色透明で無味無臭、

優しく軽やかな浴感でした。




体の芯からポカポカに温まり、布団に入ってからの

記憶はまったくありません、、、



・・・zzzzz






DAY2




ラジウム温泉効果で熟睡した翌朝、

少しだけ早起きをして、貸し切り湯の

露天風呂と、
共同湯の「おくの湯」へ。


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早朝の雪見風呂はなんとも幻想的。

朝から貸切で楽しめるって贅沢ですね~



このように、共同湯と貸切湯が両方楽しめるのが

自在館のすばらしいところ。






連泊する場合でも、今日はこっちで明日はあっち、

なんて感じでお風呂を変えれば、退屈せずに

過ごせることでしょう。




最初は1泊で来て、次回から2泊以上で来られる方も

多いようです。


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ドリップコーヒーやお茶、温泉水がセルフだったのも

なにげにとっても嬉しいサービスでした◎


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朝食は8時から。

基本は和朝食ですが、ほとんどがバイキング形式。





おいしい魚沼産コシヒカリとお味噌汁はもちろんのこと、

サラダ・ラジウム納豆・温泉玉子、スクランブル、ヨーグルト、

ジュースなどは取り放題という素晴らしさ。


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いや~、これぞ日本の朝ごはん。

朝からモリモリ、食べ過ぎてしまうこと、まちがいなし。笑




ヨーグルトは自家製のものだそうで、
酸味が弱く、

まろやかでとても美味しかったです。




あと、個人的にうれしかったポイントは、

ほのかに温かい豆乳があったこと。




地元の立場豆腐店から毎朝届くという無添加の豆乳で、

濃厚でまるでお豆腐を飲んでいるみたいでした。


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栃尾又温泉のお湯が活かされてるラジウム納豆は

ここでしか食べられない逸品。

柔らかくて大粒な、食べ応えのある納豆。



これは買って帰ることもできるので、我が家のお土産に◎





温泉も最高、食事も最高、雰囲気も居心地も最高と、

四拍子揃った素敵なお宿。





あと、滞在中に好印象だったのは、お宿のスタッフさんの

あたたかいお人柄と誠実な働きぶり。




外を見ればせっせと除雪している人がいたり

室内ではつねにキレイに掃除をしている人がいたり

給仕をしてくれる人もちょっとした優しさを

感じる言葉を掛けてくれたり・・・・





ちょっとしたあいさつや声掛け、

さりげない心遣いが随所に感じられ、

常に気持ち良~く過ごせました。





温泉も良かったな~

食事も良かったな~




それももちろんあるけれど、心の底から

「居心地の良い宿だったなぁ」と想えたのは


きっとこの裏方さん達の存在が大きいんじゃないかな。





雪景色、温泉、岩魚に山菜料理、地酒、

そして宿の人達の素朴な中に人情味溢れる対応、

価格以上の満足感に浸れる、またぜひ足を運びたくなる

そんな素敵な自在館なのでした。




短い時間でしたが、たいへんお世話になりましたっm(_ _)m



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さてさて、2日目は南魚沼の湯沢エリアへ移動し、

初日より標高をかせいで、パウダー雪を堪能するのです。




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開始早々、いい感じのパウダーの丘 みっけ!



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この日は雪質が良くて、滑り中心だったので、

写真はほとんど撮りませんでした。。。



雪板遊びの様子は動画↓でどうぞ!










ところで、天気は晴れ予報じゃなかったのに

この日も結局晴れちゃいました。






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東向き斜面は雪質は朝からずっとパウダーで、

サラサラふわふわの粉雪にまみれながらの浮遊感が

最高に気持ちよかった〜(*´ー`*)






13:00まで、半日雪板を楽しんで、下山後は

秘湯の宿・貝掛温泉に日帰り入浴へ。





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このお宿もいつか泊まってみたい、

素敵な温泉と雰囲気のあるお宿でした。



ふぅ~ 汗を流して、さっぱりさっぱり。



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昼食は、魚沼名物のへぎそばと舞茸天ぷらをば。


舞茸天ぷらがゼッタイだというあか姉ちゃんのリクエストで

湯沢駅前の中野屋さんへ。



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蕎麦好きとしては、魚沼に来たら、「へぎ蕎麦」は

ぜったい食さねばならない食べものの一つ。



水が美味しい土地のお蕎麦は、確実に美味しいに決まってる。



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超ビックサイズの舞茸の天ぷらも

食べ応えがあって美味しかったです^^




さすがに三人前頼んだからお腹いっぱーい。。




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最後は、米粉で出来たふわふわの湯沢るうろという

ロールケーキをおみやげに。




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コシヒカリがたくさん採れる土地だけに、米粉に変えて

米粉スイーツを名物にするとは、、、



うまいこと考えてらっしゃいますなぁ。




しかもこのロールケーキ、甘さ控えめで

めちゃくちゃ美味でした。



お土産として買って帰っても、併設のカフェで

イートインするのもおすすめです◎



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この「水屋カフェ」さんも、

古民家風でとっても素敵な雰囲気でしたよー





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こちらもなかなかツボなラインナップだった

併設のお土産屋さん。



見れば見るほど、知れば知るほど、魚沼はとにかく

私好みな美味しいものがたくさんありました。





あか姉ちゃんと、魚沼には毎年通いたいくらいだねぇって、

ホクホクしながら、高速を走って、それぞれの帰路へ。










旅をあらためて振り返ってみても、

魚沼は、人好し、雪良し、食良し、温泉よし。



雪遊び以外のところでも、想像以上に充実感で

いっぱいの2日間でした◎




雪と戯れ、雪に学び、雪に感謝したこの2日間。



ほんと、雪があってこそ恵みや恩恵も、

雪国にはたくさんあるんだなぁと実感した旅でした。




もっと多くの人にこうゆう旅と遊びの

楽しさを味わって欲しいと思う今日この頃。







そして、まだまだ今シーズンの私の雪板旅は

しばらくつづきます・・・





今回も、長編日記にお付き合いいただき、

ありがとうございました。ペコリ



(完)



by slow_trip | 2018-03-01 22:00 | yukiita | Comments(0)

slowな旅やアウトドアの備忘録です。たいしたものはありません。どうぞごゆるりと。


by slow_trip